美容室のメニューは集客やリピート率にも関係します。カットやカラーなど定番のメニューに加え、お客様のニーズに応えるようなオリジナルなメニューがあると他の美容室との差別化ができて、来客数もアップする傾向にあります。今回は、お客様に喜んでいただける美容室のメニュー作りについてご紹介したいと思います。
お客様に喜ばれるメニューとは
お客様が求めていることを考えよう
お客様の興味がないメニューを作っても効果は見込めませんので、どのようなメニューが求められているか考えることが重要です。たとえば髪の悩みといえば、白髪や薄毛、くせ毛、ダメージヘアなどいろいろありますが、普段の客層や接客時の会話から得た情報でお客様がどんなメニューを求めているかを考えましょう。またファミリー層の来店が多い場合には、キッズメニューを導入するなど、その環境に応じたメニューも考案していきましょう。
コンセプトやターゲットを明確にしよう
お客様の情報をもとに目的やターゲット層を絞っていきます。美容室としての特色を出すためにも、あれこれ欲張らないで1つに絞ることが大切です。ターゲットを若い女性にするのと中高年層にするのでは、PRの仕方から値段の決め方、ネーミングの付け方まで全然違ってきますよね。コンセプトが決まったらメニューを考えていきましょう。
多すぎるメニューはNG
メニューは多い方がいいと思いがちですが、実は細かすぎるメニュー設定は逆にお客様を混乱させて選びづらくさせてしまいます。シンプルなメニュー作りをしていきましょう。メニューが多すぎることのデメリットについては後ほど詳しく説明していきます。
特別感をもったメニューを作ろう
限定メニューを取り入れる
メニューを増やしたい場合は、限定メニューとして登場させることで特別な価値を感じてもらえます。季節限定のセットメニューやキャンペーンメニューなどいろいろな出し方をすれば、通常のメニューとして出すよりもお得感が増して見えるのです。
お悩み解決メニューを作る
お悩み解決メニューは特定の客層をターゲットにしたメニューですが、需要が多ければ人気メニューとなること間違いなしです。お悩みメニューを作りたいときは、よくリサーチしておかないとお客様にまったく響かないものになってしまうので要注意です。悩みに対して解決できるとわかりやすい打ち出し方をすることで、押し売り感がないところもポイントです。
ヘア以外もお手入れできるメニュー
たとえば、眉毛を整えてくれるアイブローカットやネイルが施術中にできたりすると、時間短縮にもなりますし喜ばれます。眉毛カットの場合は500円からが相場ですが、時間帯によっては無料、平日限定サービスで無料としている美容室もあります。
また、施術が終わった後にフェイシャルマッサージやメイク直ししてもらえるメニューがあると、女性に喜ばれます。お出かけ予定のあるお客様だけでなく、メイクのやり方を知りたいと思っているお客様にも利用してもらえるでしょう。
最近では、ヘッドスパを取り入れている美容室も多く、頭皮がべたつく夏場に限らず頭皮に悩みを抱えているお客様からも需要があります。ヘッドスパは「炭酸ヘッドスパ」「クリームバス」「オイルヘッドスパ」などさまざまな種類があり人気です。
メニューを工夫してみる
メニューのランク付け(カット、シャンプー、トリートメント)
たとえば同じカットでも値段を3段階にしてオプションが選べるようにします。予算やその日の気分に合わせて選べますし、「いつもは真ん中の価格だけど今日は特別に一番高いコースにしよう」など、意外と高めの価格でも利用してくれるお客様もいます。
【例】
カットのみ 3,000円
カットシャンプー付き 4,000円
カットシャンプー、トリートメント付き 6,000円
セットメニューを作る(カット、カラー、パーマ、トリートメント)
カラーやパーマを選ぶお客様は、同時にカットやトリートメントを希望する場合が多いです。そのため、セットメニューは美容室にとって必須ともいえるでしょう。セットメニューを作るときはお得感をアピールできるように値段設定しましょう。
【例】
カット+カラーコース
カット+パーマコース
カット+カラー+パーマコース
オプションを選べるようにする(ヘッドスパなど)
セットメニューよりも自由度が上がる分、お客様の都合によって選んでもらうことができます。オプションメニューはPOPなどで伝えやすいので、押し売り感を出さなくても宣伝できるというメリットもあります。
【例】
プラス1,000円でトリートメント
プラス3,000円でヘッドスパ
プラス500円でマッサージなど
部分メニューを作る(前髪カットなど)
前髪だけ切りたいけどカット料金は高すぎる、と思っているお客様には「前髪カット 500円」などの部分メニューがあれば嬉しいですね。同様に「前髪矯正」「カラーのリタッチ」などのメニューがあると利用してもらいやすくなるでしょう。
メニューの増やしすぎには注意!
新しいメニューを増やそうという考え自体は良いことですが、あまりにメニューが増えすぎると売り上げが落ちてしまう危険性もあります。大切なのは「メニューをなるべく絞ること」で、わかりやすくシンプルにお客様に伝えることです。
先ほど紹介したメニューのランク付け、セットメニュー、オプションなどのメニューもすべて取り入れるのではなく、需要があるものを選ぶようにしましょう。限定メニューも厳選したものを1つに絞って売り出していくことで、お客様に特別感や満足感を持ってもらえます。
メニューが多すぎると労力が増える
メニューが適度に少ない方が宣伝しやすいですし、提案もしやすくなりますよね。大切なのはターゲットにあわせてメニューも絞っていくことで、お店のコンセプトをわかりやすくすることです。トリートメントを例に挙げると、多くても選択肢は3通りにするのがベター。お客様側からみても、3つからの選択だと予算や気分にあわせて選びやすく親切です。
メニューが多すぎると満足感が減る
あまりにもメニューが多いとお客様は「どれが一番いいのだろう」と迷ってしまい、さらに選んだあとも「これで良かったのか」と考えてしまうものです。そうすることで、満足感を得にくくなってしまうのです。美容室にとってお客様の満足度が低いと、リピート率が下がり売り上げが改善しないという結果になってしまうので、メニューの数は多くなりすぎないように気を付けないといけません。
まとめ
喜ばれるメニュー作りをするには、何よりお客様の立場にたって考えてみることが必要です。そのためには普段から利用してくれているお客様とコミュニケーションをとって、情報収集を欠かさず、多くのお客様に喜ばれるメニュー作りを頑張っていきましょう。
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