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美容師の休日事情とは? 仕事が忙しくて休むのが難しい?

美容師の休日事情

美容師は仕事の中でも人気があり、特に女子対象のアンケート調査では「大人になったらなりたい職業」の上位ランク常連だったりします。おしゃれが好きな人であれば、それに携わることができ、お客様を綺麗にして喜んでもらえるやりがいを感じることもできるため、美容師を目指している人が多いのではないでしょうか。

ただ、美容師の仕事は休日を取るのがとても難しいと言われています。そのせいで従業員の確保などに難しさを感じている経営者もおられるでしょう。今回は、美容師の休み事情についてご紹介します。

美容師の休み事情とは?

美容師は休みが取りにくいと言われていますが、実際にどのくらい休みがもらえるのでしょうか。美容師の休み事情は以下のようになっています。

美容師の休みは基本週1日

美容師の休みは基本的に週1日となっています。他の業種であれば週2日で1ヶ月におよそ8日間の休日があるため、2倍ほど休日の数に違いが生じることになります。最近では美容師も隔週で2日の休みや週休2日のところも増えてきました。しかし、シフトを組んで休みを調整できるのはチェーン店や従業員数の多い美容室が中心で、なかなか従業員が少ない店舗や個人経営している美容室だと同じようにはいきません。そうした美容室では週1日、1ヶ月で4〜6日間くらいの休みになります。

労働基準法から見る年間休日日数

年間休日日数とは会社で定められている1年間の休日数です。これには土日、祝日、夏季、年末年始が含まれており、有給休暇は含まれていません。労働基準法では正社員も休日を週1回は与えるように定められていますが、年間休日日数は自由に経営者が決めることができるようになっています。

企業や職種によって違いはありますが、日本の年間休日の平均は約110~120日前後となっています。一方、美容師の休日は月6日ほどの休みが8ヶ月、月7日ほどの休みが4ヶ月と計算した場合、夏季、年末年始の休日をプラスしても90日程度となります。全体の年間平均と比較しても休日は少なく、サービス業の平均休日は100日ほどという計算が出ているので、サービス業の中でも美容師は休日が少ないほうだと言えます。

美容師の休日が少ない理由とは

美容師は休日が少ないですが、それには美容師特有の理由があります。

長期休暇が取りにくい

美容師の仕事は長期休暇が取りにくいと言われています。美容師は他の仕事と違い、毎日お客様が訪れます。たとえば、ほかの仕事であれば繁忙期は休みにくくても、その時期が過ぎれば仕事が減るので休日も取りやすくなるでしょう。

そのため、有給休暇を使用して長期の休暇を計画しやすいですが、美容室は常に営業しなくてはいけません。あまり長く休んでしまうと、お客様が別の美容室に行ってしまう可能性もあります。美容室のまとまった休業日は年末年始の時くらいであり、長期的な休暇が取りにくいのです。

土日など休日は出勤となる

美容室は土日など、多くの業種が休みとなる日に営業します。休日はお客様が多く来店するので、美容室としては稼ぎ時となるからです。そのため、土日以外にも祝日や長期休暇の時期はなかなか休むことができません。短期的な1、2日の休みは取れても、長期的な休みは難しくなります。

従業員数が少ない

美容室で確保している従業員自体が少ない場合も、長期休暇の取りにくさにつながります。美容室は常に一定の従業員を確保しておく必要があり、出勤しておいてもらわないとお客様が多く来店したときに対応することができません。

休みを取りたくても従業員が少ないならお店のことを考えてしまい、有給休暇を申請することが難しく感じられますし、忙しい時期が続くなら雰囲気的にも有給休暇を申請しにくくなります。

美容師が休暇を取りやすくするにはどうすればいい?

美容師は休みが取りにくいせいで、実際に辞めていく人、美容師から別の仕事に転職をする人も少なくありません。そのため、美容室を経営する人は美容師が休みを取りやすいように工夫する必要があるでしょう。美容師が休みを取りやすくするには、以下のような方法も検討してみてください。

有給休暇の申請を行える雰囲気づくり

まずは有給休暇の申請を行いやすい雰囲気を作ることが大事です。美容師の仕事が忙しく、従業員も足りない状況となっているなら、自分から有給休暇を申請することをためらってしまいます。しかし、そんな状態が続けば疲労が溜まり、従業員が美容室を突然辞める、または体を壊して長期的に仕事ができなくなることもあります。

有給休暇を取りやすい雰囲気を作るには、経営者側から従業員に有給休暇の内容をしっかり話し「有給休暇を取ってもいいんだ」と認識してもらうことです。従業員が有給休暇の申請をしているなら、他の従業員も同じように申請しやすくなるので、そのような雰囲気を作るように考えてみることがおすすめです。

平日にお客様が多く来店するように工夫する

美容師が休みを取りやすいように、平日にお客様が多く来店するように工夫することも有効です。たとえば平日限定・時間帯限定などで割引サービスの提供を考えるのも良いでしょう。お客様の来店する曜日や時間帯を分散させれば、美容師が土日に休暇を取りやすくなることにつながります。

派遣サービスの利用やフリーランスなどに頼る

美容室の従業員が休みを取ることができるように、派遣サービスやフリーランスの美容師を頼るのも選択肢になります。長期休暇のときだけ外部から美容師の応援を招くことで、人材の確保を行え、来店するお客様の対応をしっかり行えるからです。

美容師は人材派遣会社に依頼することで紹介してくれますし、フリーランスの場合はネットから依頼を申し込むことで交渉を行うことができます。忙しくて休みにくい状況でも、この方法であれば美容師も休みを取りやすくなるでしょう。

まとめ

美容師の休み事情について紹介してきました。美容師はサービス業の中では休みが取りにくい職種ですが、美容室の経営者が工夫することで休みを取りやすくすることができます。疲労やストレスを蓄積して美容師が辞めてしまう事態を防ぐためにも、休暇が取りやすい環境づくりを考えていきましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

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