美容室を経営するにあたり必ずやっておきたいのが経費削減。
売上を上げていても経費がかさんでいれば利益が上がりません。
そこで今回は美容室が経費削減を行うべきその理由と、具体的な削減の施策を説明します。
経費削減がどうして必要なのか?
美容室経営において経費削減がなぜ必要なのでしょうか。
まずはその理由から解説します。
経費削減をしないと経営が傾く?
経費削減をしないと美容室の利益は減少します。
利益は「売上-経費」で計算されます。
美容室の客単価あたりの売上は、数千円~1万円程度だと思います。
それに対し、数千円の経費を軽んじていると、いつの間にか経営が傾いている、なんてことにもなりかねません。
わずかな経費でも、それを軽視していれば積もり積もって大きな山となりますが、しかしこれは、裏を返せば経費を削減すれば利益は増え、経営も安定するということを指しているのです。
経費削減が美容室にもたらすメリット
では、具体的に経費削減が美容室にどういったメリットを与えてくれるのかということをここでは解説します。
純利益アップ
前述したように、経費を削減すれば利益がアップします。
当然ですが、利益が残せるようになると資金が増え、新規店舗オープンや広告など、さらなる売上アップの施策を打ち出すことができるようになります。
経費削減はスタッフのモチベーションアップにも
経費を減らし利益が上がれば、その分をスタッフの給料に充てることができます。
この循環は、スタッフのモチベーション向上にもつながり、業務品質にも影響してきますので、めぐりめぐって、顧客に愛されるお店になることでしょう。
美容室がやるべき経費削減のための施策
経費削減をすることでどんなメリットがもたらされるかはわかったけれど、
実際にどんなことから、どんな風に削減すればいいのでしょうか。
ここではいくつかの項目に分け、ご紹介します。
材料費
カット以外のほとんどのメニューに材料が必要になります。
カラー剤、パーマ剤、トリートメント剤、処理剤…その他さまざまあります。
その中には当然、高品質で高価なものから、低品質で安価なものまであり、選ぶものを変えるというのも一つの経費削減になると思います。
ただ、今お使いの同じ商品でも、今より安く手に入る可能性もあります。
同じカラー剤でも業者によって販売価格が違う場合もありますので、相見積もりをとるのがオススメです。
相見積もりとは、同じ材料について複数の業者に対し見積もりをとることです。
他社の存在をチラつかせることで、値引きにつながることがあります。
紙代
美容室では紙を使う機会が非常に多いです。
会員カード、顧客カルテ、雑誌など…。
これらは、美容室が人気になり、顧客が多くなるに比例して、数も増えコストも増加していきます。
たとえば、雑誌を例にとって話します。
弊社の調べによると、美容室で購入している雑誌の平均金額は12,000円ほどです。
これを電子書籍に変え、ペーパーレス化をしたとします。
電子書籍の読み放題サービスはいくつか種類はありますが、おおよそタブレット1台に対して500円程度です。
仮にセット面6台に対して、6アカウント導入したとしてもたったの3,000円で済んでしまいます。
初期費用としてタブレットの購入代金は発生しますが、長期的に見れば大幅なコストダウンにつながることは間違いありません。
弊社でもタブレット購入の初期費用を抑えたい美容室様向けに、タブレットレンタル付きの電子書籍読み放題サービス『ビューン読み放題タブレット』がございます。
よろしければ、ぜひこちらもご参考にしてください。
宣伝費
宣伝・広告費の見直しも経費削減の一つの手段になります。
ポータルサイトへの掲載は、高い集客力を見込めますが、掲載にかかる料金は決して安くありません。
集客力は落ちるかもしれませんが、これを見直すだけで、大幅なコストダウンが見込めます。
しかし、固定客がしっかりついていれば話は別ですが、そうでなければ掲載を完全にやめてしまうのはデメリットも大きいです。
そこで、Web・アプリ予約システムの導入がオススメです。
新規・既存顧客をWeb・アプリ予約に誘導し、次回以降ポータルサイトを経由せず、直接予約をしてもらうという流れにしてしまいます。
こうすることで自社のみで集客が完結する仕組みが出来上がるのです。
ポータルサイトは確かに新規顧客の集客の面では強いですが、掲載料+予約者1人に対しての手数料が発生します。
自社の予約アプリに誘導してしまうことで、大幅な経費削減につなげましょう。
電気代
美容室は電力消費の多い機材を複数使用しています。
照明、ドライヤー、エアコン、加湿器など、サロンには欠かせない機材ばかりだと思います。
これらを使用しないという選択肢は難しいと思いますので、
使いながらも削減する方法をご紹介します。
まずは、照明をLEDにするということです。
初期費用はかかってしまいますが、長期的に見れば確実に経費削減になります。
また、電力会社を変える、というのも一つの施策です。
2016年4月にスタートした「電力の小売全面自由化」により、今まで住んでいる地域の決められた電力会社からしか買うことのできなかった電気が、それ以外の新規参入した企業からも買うことができるようになりました。
価格的に低価格を売りにしている会社もありますので、現在の料金プランと比較し、安く買える会社があるのなら検討してみることをオススメします。
まとめ
美容室経営において、経費削減は大事なポイントになります。
いくら売上を上げていても、経費で出ていくお金が多ければ、利益は上がりません。
前提として、「経費削減=利益」という式を頭の中に入れて、美容室経営をしていくべきです。
ですが、確かに経費削減をするためには、調べたり、新しく手続きを行ったり、煩雑なことは多いかもしれません。
長期的に見て、利益が残せるような仕組み作りを経費の削減を通して考えてみてはいかがでしょうか。
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