美容室を経営していく上で経営者は、利益を把握する必要があります。赤字にならないために達成すべき売上高である損益分岐点を計算し数値目標を持つことは重要です。
店長やマネージャーに昇進した方、将来独立して美容室を開業したいと考える方は必要知識になるので必ず押さえるべき指標になります。
そこで、今回は美容室経営に必要な損益分岐点についてお伝えします。
損益分岐点とは?
損益分岐点(BEP;Break Even Point)とは、簡単に説明すると売上(利益)と費用がちょうどゼロになる点(得も損もしないところ)を指します。
損益分岐点の計算式は?
損益分岐点売上高=固定費÷{1-(変動費÷売上高)}
たとえば、現在の売上が1,650円で固定費450円、変動費990円だった場合の損益分岐点は
450÷{1-(990÷1,650)}=1,125(円)
となります。
売上がすべて利益になるわけではないので、売上から費用を差し引いた金額を利益として計算します。費用は2種類に分けて把握し、売上に関係なく発生する費用を固定費、売上と連動して増減する費用が変動費になります。
固定費とは
固定費とは売上に関係なく発生する費用。
例として、
- 地代家賃
- 人件費
- 水道光熱費
- 減価償却費
- 広告宣伝費
- 保険料
などが挙げられます。販売活動を行う上で必須となるコストになります。
原則、人件費は固定費としていますが、サロンによっては歩合給が多い場合などがあると思います。その場合は、変動費として把握してもいいです。
変動費とは
変動費とは売上に連動して増減する費用。
例として、
- 原材料費
- 仕入原価
- 外注費
などが挙げられます。売上に連動して増減する費用になります。
損益分岐点を改善する方法
売上を増やすこと、費用を減らすことが必要になります。利益を出しやすくするために固定費や変動費を下げる必要があります。たとえば、原材料費、仕入原価などを削減することができれば変動費を下げることができます。費用を減らすだけでなく、売上を上げることで利益をさらに増やすことができます。
まとめ
今回は美容室経営に必要な損益分岐点についてお伝えしました。
損益分岐点とは売上と費用がちょうどゼロになる点をいい、費用は2種類(固定費、変動費)存在します。赤字経営にならないためにも店舗の損益分岐点を算出してみてはいかがでしょうか。
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