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おしゃれを優先させたい? 美容師の身だしなみに潜む罠をチェック!

美容師の身だしなみに潜む罠

美容師はお客様を綺麗にする仕事です。そのため他人の身だしなみをチェックする習慣は多くの美容師が持っているでしょうが、同時に自分自身もまた周囲から見られていることを忘れてはいけません。今回は、美容師にとって身だしなみを整える目的や最低限のファッションマナーについて解説していきます。

身だしなみの重要性とは?

美容師にとって服装や身だしなみを整えることは自分のおしゃれのためではなく、お客様に不快な思いをさせない、また好感を持ってもらうために大切なことです。

社会人としてのマナー

美容室に行って綺麗にしてもらおうと思っているのに、担当してくれた美容師の髪がボサボサ、服はヨレヨレ、さらに靴が汚れていて清潔感のかけらも感じなかったら不安ですよね。接客業をしているのなら、特に美容師であれば身だしなみを整えることは当たり前のことと考えてください。
もちろん服装や髪形といった外見的な部分だけでなく、言葉遣いや態度などもお客様の気持ちに大きな影響を与えます。美容師としての技術を向上させるだけではなく、身だしなみを整え、接客マナーを守るようにしましょう。

第一印象を決める

人間は視覚からの情報が80%以上を占めているため、身だしなみを整えることは、第一印象を左右させます。
アメリカの心理学者が提唱した法則によると「人物の第一印象は初めて会った時の3~5秒で決まる」「そのときのほとんどの情報は『視覚情報』から得ている」とされています。つまり、身だしなみが整っていないだけでマイナス評価からのスタートとなり、接客時間が長くても数時間と限られた美容師にとってマイナスをプラスに逆転するのはとても困難なこととなるのです。

不快感を与えない

自分の担当になった美容師が破れたジーンズを履いていたり、アクセサリーをジャラジャラ付けていたり、香水のニオイや体臭が酷かったりすると、不快を通り越して苦痛を感じてしまいますよね。それがクレームにつながったり、結果的にお店全体のイメージダウンにもなったりしてしまうのです。おしゃれをするのはいいですが、一般的に常識のある範囲でおこないましょう。

身だしなみをチェックしよう

髪型

お客様の中には、美容師の髪型を参考にされる方も多くいらっしゃいます。そのため髪型の印象は当然ながら重要で、日々のお手入れは欠かさずおこないましょう。男性の場合は、なるべく清潔感を感じられるような髪型にします。女性の場合はアレンジも大切ですが、髪にツヤを持たせるようにし、カラーなども怠らないようにしましょう。

服装

美容室によっては制服を支給しているところもありますが、私服で勤務しているスタッフが多いと思います。以下の項目を参考に、常識の範囲を超えないように服を選びましょう。

  • 服に目立つシワがないか
  • 肌の露出や胸元が空きすぎていないか
  • 色や素材は派手すぎないか
  • ストッキングは接客するのに適しているか
  • 靴は歩くと音が気にならないか

毎日考えるのが面倒な場合は、定番のシャツ、ジーンズやチノパンなどパターンを決めておいて着回しするといいですよ。

メイク

あまり濃いメイクだと嫌悪感を示すお客様もいらっしゃるので注意が必要です。基本は万人に好まれるようなナチュラルメイクをすることをおすすめします。

ムダ毛

ムダ毛の処理も身だしなみに含まれます。特に眉毛、鼻毛、耳毛などあると気になってしまいます。ムダ毛については、仕事前に必ずチェックするようにしましょう。

アクセサリー

ジャラジャラするアクセサリーや必要以上に高価なものは、お客様の迷惑になるので仕事前に外しておきましょう。

美容師としての基本ですが、男女関係なく爪は短く、清潔でなければいけません。切るだけでなくヤスリで爪の角を残さないように丸めて、施術中のお客様にケガをさせないようにしましょう。

スニーカーやドレスシューズ、パンプスにブーツなどを履いても大丈夫ですが、サンダルのようにカジュアルすぎる靴は避けるようにしましょう。おしゃれは足元からと言われるように、靴はいつも清潔感を持たせるようにしておかないと、ふと足元を見られたときにガッカリされてしまいます。歩くと音が鳴り響くような靴も履かないようにしましょう。

口臭

仕事の前日に飲みすぎるとアルコール臭が取れないまま接客することになります。たくさん飲むのは休みの前の日にしましょう。また、ニンニクやネギの臭いは前日に食べても意外と翌日まで残ってしまうので注意が必要です。

言葉遣いも身だしなみの一環と考える

言葉遣いや態度に気をつけよう

身だしなみは一般的には、服装や髪型など外見的なものを言いますが、言葉遣いや態度も広い意味で「身だしなみの一部」と考えてください。いくら美容師の外見が整っていたとしても、言葉遣いや態度が横柄だったりすると不快に感じてしまいますよね。お客様に不快感を与えず気持ちよく接してもらうために、言葉や態度にも気を配るようにしましょう。

敬語を使う

丁寧な言葉遣いは、外見と同じように第一印象を大きく変えます。お客様や目上の人と話すときにはきちんとした敬語を使うことで、常識のある人だと認識してもらえます。仕事中は仲がいい同僚同士でも敬語で業務内容を伝えたりすると、お客様から好感を持ってもらえることもあります。

挨拶をきちんとする

基本中の基本ですが、お客様に対してだけでなく日頃から周囲に挨拶をするようにしましょう。挨拶を欠かさないのは社会人として常に持つべき心構えなので、接客のときだけでなく、働いている仲間に対しても必要なマナーだということを忘れないようにします。

お礼や謝罪をきちんとする

「ありがとう」や「すみませんでした」などきちんと言葉にして伝えることで、お客様との信頼関係を築けたり、職場の同僚や先輩との絆が深まったりして、円滑な人間関係を作ることができます。「ありがとう」と言われて悪い気になる人はいませんし、「すみません」と素直に言えることは、相手への不快感や対人関係トラブルを最小限に抑えることができます。

笑顔を心がける

美容師にかかわらずですが、接客業に笑顔は必須です。常に笑顔を心がけ、口角をあげることを意識しましょう。お客様に話しかけるときや挨拶をするときは必ず笑顔を忘れないようにしてください。

まとめ

「身だしなみを整える」とは外見の綺麗さ・清潔さばかりではなく、言葉遣いや態度にまで気をつけることで、最終的にお客様からの信用につながっていく大切な要素だと思います。お客様からの印象ばかりでなく、同じ美容室で働いている仲間との関係を良好に保つためにも、身だしなみを整えプロフェッショナルとしての自覚をもっていきましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

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