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スキルアップ

美容師の着付けスキルは役立つ? メリットから資格取得まで解説します

美容師の着付けスキルのメリット

美容師はお客様をおしゃれにするために、いろいろなスキルを持っておくことが大事です。おしゃれのスキルが高ければお客様からも信頼を得ることができ、美容師として活躍の幅が大きくなります。

美容師として持っておきたいおすすめ技能の1つは、着付けです。「美容師に着付けは必要?」と疑問を感じる人もいるかもしれませんが、あると便利なスキルなのです。今回は、美容師の着付けに関してご紹介します。

美容師が着付けのスキルを持っておくメリット

着付けによりお客様の幅を広げることができる

美容師が着付けのスキルを身に付けると、美容室に来られるお客様の幅を広げることができます。カットだけの美容室であればカットしてもらいたい人のみの来店になりますが、着付けも行うことができるなら、和装したい人たちをお客様として取り入れることもできます。

和装をしたい人は「和装に似合う髪型にもして欲しい」と考えるので、ほかのサービス利用につながり、売上がアップするための1つのポイントになるのです。また、着付けに対応できる美容室であればメイクやヘアセットも高い技術があると思ってもらえて、正装にこだわる人への良いアピールとなるでしょう。

特別な日に集客を見込みやすくなる

着付けは特別なときに利用することが多く、たとえば成人式や結婚式、お祭りへ参加するさいに着付けを希望する人が増えます。着付けは呉服店などで行うことができますが、美容室でも着付けをすることができるなら、成人式や結婚式のさいにもお客様を呼び込みやすくなります。

美容室は普段から使用している人が多いので、着付けも気楽に頼みやすいことでしょう。成人式のある1月や結婚式が多い6月や11月、お祭りシーズンの7、8月は特に集客の期待が持てます。

着付けを副業にもできる

美容師の仕事だけでは安定収入が難しいなら着付けのスキルを身に付けて、美容室の休日に着付け師として副業で活動することも可能です。着付けはいろいろな場面で利用されることが多く、たとえば写真スタジオやモデルの撮影などでは現場に赴いて着付けを行います。

着付けの仕事は単発で入れることも可能であり、美容室の仕事が忙しいなら断れますから計画を立てやすいのもメリットです。このように着付けスキルは美容師として仕事の幅を広げ、副業としても活かすことができるので、習得しておいて損はありません。

美容室で着付けを行うときの注意点

美容室で着付けを行うさいは注意点があります。ポイントを押さえておかないと着付けのスキルを身に付けても、仕事として利益を得ることが難しくなるため、以下の3つをあらかじめ確認してください。

貸衣装の量を確保

美容室で着付けのサービスを提供するなら、貸衣装の量をある程度確保しておくようにしましょう。着付けは和装となりますが、お客様の中にはお店に貸衣装があることを見込んで来店する方が多くいらっしゃいます。

そのため、お客様が和装を持ち込んで着付けを依頼することは少なく、お店に衣装を置いておかなければ注文に応じることができません。貸衣装を確保してあることでお客様は来店して着付けをしてもらい、髪型のカットなども依頼してもらいやすくなるので、準備を忘れないようにしましょう。

着付けをある程度のレベルにしておく

着付けをするときはある程度のレベルに達しておくことが大事です。着付け自体は無資格でも行うことができるので、美容室と着付けのサービスを始めるのは難しくありません。ただ、お客様に納得してもらうレベルのスキルがなければ、仕事として成り立たないこともあります。

着付けをするときにお客様の要望を聞いて細かいフォローを入れる必要もあるので、スキルの度合いによってはお客様から不満が生じてしまうこともあります。そうなると美容室で着付けをするメリットを生かせないばかりか、お店にマイナスのイメージを持たれてしまうかもしれません。もし着付けのスキルを一定以上にしたいなら、着付けの資格を取得しておくのがおすすめです。資格があればお客様も安心することができ、着付けができることを客観的に証明することにもなります。

費用の計算をしておく

美容室で新たに着付けのサービスも行うなら費用の計算をしておくことも大事です。着付けサービスには貸衣装や和装のセット専用の道具など、持ち込まなければいけないものが多いからです。美容室で必要な経費とあわせて着付け道具の出費もプラスされるため、きちんと計算をしなくては費用負担が重くなってきます。

着付けにも初期費用とあわせて毎月必要な出費があります。そのため、美容室の経営状態が悪化しないことを確認してから始めなければ、美容室自体が成り立たなくなる場合もあります。しっかり計画してから美容室での着付けを始めましょう。

着付けは資格を持っておくと有利?

先にも少し述べたように、美容室で着付けを始めるなら無資格よりも資格を持っておいた方が断然有利です。着付けでは以下の2つの資格を取得できます。

2級着付け技能士

2級着付け技能士は、筆記試験と実技試験によって取得できる資格です。主に着付けの基本的な知識が問われ、着付けのスキルを証明するなら2級着付け技能士でも十分です。年齢や体型、性別に合わせた着装法についての問題であり、袋帯、名古屋帯、単帯、半袖帯など、帯だけでも10種類以上を覚えなければなりません。

実技試験では主に浴衣や街着、訪問着、付下げ訪問着を時間内で着付けます。背中心や袖の長さなど細かい部分も審査でチェックされるので練習が必要です。

1級着付け技能士

1級着付け技能士は繊維に関する問題が追加されていますが、出題範囲は2級着付け技能士と大きな違いはありません。ただ、細かい部分の知識も問題として出されるので対策が必要です。技能試験では浴衣や街着、仕下げ、訪問着、色留袖や黒留袖などの着付けを50分ほどで行わなければならないのでスピードと手際が求められます。

1級着付け技能士は受験するさいに2年以上の実務経験が必要ですが、2級着付け技能士を持っていれば1年の実務経験で受験資格を得られます。美容室で着付けのレベルを上げるなら資格取得を目指しましょう。

まとめ

美容師が着付けのスキル・資格を持っているなら仕事に生かすことができ、経営者であればお客様の幅を広げて集客力のアップが見込めます。すでに美容室でも着付けのサービスを併用しているところもあるので、仕事をさらにレベルアップさせたいなら、着付けのスキルの習得を考えてみましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

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