人気のある美容室にはリピーターが多いものです。顧客がまた来たいと思える美容室とはどのような店舗なのか、常に頭を悩ませている美容師や美容室オーナーもいるのではないでしょうか。そこで今回は「顧客が好む美容室」を具体的に解説します。「こういう美容室ならまた行きたい」といった顧客の視点や、顧客が「失敗した」と感じる美容室の問題点もわかるので、今後の参考にしてください。
顧客は美容院をどうやって決める? 顧客の美容室の選び方5選
人々は自分が行く美容室をどうやって決めているのか、顧客が美容室を選ぶ5つのポイントを解説します。
顧客が選ぶ美容室1. 口コミの評判が良い

口コミの評判が良い美容室は顧客が選ぶ可能性が高くなります。
初めて行く美容室で失敗しないためにも、ふらっと立ち寄るケースは極めて稀で、ほとんどの人が事前に美容室の口コミをチェックしています。
顧客にとって、口コミはインターネット上の情報だけでなく、友人や家族など身近な人の評判も重要です。すてきな髪型にヘアチェンジした人や、ヘアカラーが印象的な人には、「どこの美容室でやってもらったの?」と聞きたくなるもの。中には、美容室の来店理由に「家族や知人からの紹介」を挙げる顧客もいます。
また、紹介による割引が最もお得な美容室が多いこともあり、顧客にとっても大きな判断要素となっています。
顧客が選ぶ美容室2. 近所の美容室
全国には膨大な数の美容室があり、都心部では一つのエリアに数十件もの美容室が混在しています。そのため、サービスや料金を比較しきれない顧客にとっては、「美容室の立地」が最終的な決め手になることもあります。
1ヶ月~3ヶ月のスパンで通うことになる美容室は、やはり自宅から徒歩や自転車で行ける距離にあることが望ましいでしょう。
近所に美容室が数件ある場合、地域の中心地・繁華街で長く営業を続けている店舗ほど選ばれやすい傾向があります。人口が多く客入りが良くても、競合が多いエリアで生き残ることは容易ではありません。
つまり「長生きしている美容室はサービスがいい」「リピーターに支持されているはず」などと、顧客に思わせる要素があるので地域に根差すことはとても大切です。
顧客が選ぶ美容室3. インターネットで見つけた美容室
知人や家族からの紹介以外の理由で美容室に来訪するパターンは、インターネットによる検索です。美容室検索サイトやアプリのほか、TwitterやInstagramなどのSNSで見つけた美容室に足を運ぶケースがあります。
顧客側の検索方法は、美容室検索サービスで美容室そのものを比較・検討し、SNSでは自身と相性の良さそうな美容師を探す、といった使い分けが主流です。
具体的には、美容室検索サービスでエリアを絞り、サービスや予約日時などの条件に応じた美容室を発見。次に美容室のSNSをチェックし、担当の美容師を決める流れです。美容室経営において、SNSの力はあなどれません。
顧客が選ぶ美容室4. 相性の合いそうな美容師がいる
顧客にとって、自分と相性が良さそうな美容師がいるかも重要なポイントです。相性とは、ヘアスタイルのオーダーをきちんと理解してもらうための「感覚的な相性」、会話の量や内容・テンションに関わる「コミュニケーションの相性」などを指します。
美容室には、顧客のオーダーをそのまま再現する美容師もいれば、プロとしてのアドバイスを優先したい美容師もいます。どちらを望むかは顧客次第であり、顧客は口コミなどで美容師のスタンスを把握しています。
特に、これまでに行ったスタイリングの写真や美容師の顔写真・コメント、美容室の雰囲気がわかる写真は指標の一つとなるので、ホームページやSNSでの情報発信は欠かせません。
個人のSNSやブログは好みの美容師を見つけやすい
美容室選びで「どの美容師に担当してもらうか」を重視している人もいます。スタッフ紹介ページを閲覧するだけでなく、美容師の個人的なブログやSNSまでチェックする人は珍しくありません。
顧客側としては、美容師のこだわりや趣味、人柄を深掘りできるため、「趣味が合うから会話が弾みそう」「私服がおしゃれだから施術を任せられる」といった判断がしやすくなるからです。時にはスタイリスト歴よりも大切な要素となります。
顧客が選ぶ美容室5. メンズが行きやすいメンズ向けの美容室

一昔前までは「女性は美容室」「男性は理容室・床屋」の傾向がありました。と言うのも、「美容室」と「理容室」では得意分野が異なり、理容室のほうが頭髪の刈込みなどメンズの髪型が得意なためです。しかし、現代ではメンズもターゲットの美容室も登場していることから、美容室を好む男性もいます。その点をふまえて、メンズが美容室を選ぶ時のポイントを把握しておきましょう。
- メンズ用メニューやクーポンがある
- メンズのヘアスタイル写真が掲載されている
- 得意なメンズヘアをアピールしている
- 「メンズ歓迎」などの記載がある
- 店内は男性がいても浮かない雰囲気か
顧客が美容室の選び方で失敗したと思う事例4つ
「美容室を変えて後悔した」というエピソードは無視できません。顧客が美容室の選び方で失敗したと思う事例を4つご紹介します。
事例その1. カウンセリングでヘアスタイルのイメージがうまく伝わらなかった
顧客が語る美容室選びで多い失敗エピソードは「自分のイメージがうまく伝わらず、仕上がりが気に入らなかった」というものです。
自分の中のイメージを正確に言語化できる人ばかりではないことを理解しておきましょう。美容師は、顧客から髪のクセやこれまでの失敗談などを理解したうえで、細かい要望を汲み取る努力が必要です。
意外なことに、「希望するヘアスタイルのイメージ画像を持ってきている客のほうが満足度が低い」ケースもあります。なぜなら写真のモデルと顧客の髪質や輪郭などが異なる場合に、イメージと完成形のギャップが生まれてしまうためです。
顧客が満足のいくヘアスタイルを実現するためにも、美容師から「ギャップが生じる理由」と「イメージに寄せた実現可能な髪型」を提案できるようにしましょう。
事例その2. 店長を指名したが期待外れだった
顧客が「店長を指名したが期待外れだった」ことを、美容室選びの失敗談に挙げることがあります。原因の一つには、腕がいいから店長になれるわけではない理由があるでしょう。店長を任される人は以下のような特徴があります。
- スタッフをまとめる力がある
- 経営に関する知識や才能がある
- コミュニケーション力に長けている
- 「店長になりたい」というやる気があった
これらの理由から「店長なら店内で一番技術があるはずだ」と考える顧客の期待を裏切るケースがあるのです。また実際にキャリアや経験があっても、トレンドに精通しているとは限りません。
また顧客が「失敗されたわけではないが違和感がある」と感じた場合、髪型のデザインが時代遅れの場合も考えられます。オーナーや店長ほど顧客の期待値も上がりがちなので、トレンドのキャッチアップなど日頃からのブラッシュアップは欠かせません。
事例その3. 営業が強引だった
顧客の悩みを改善したい思いが強いあまりに、商品を強引に営業してしまうと、顧客に嫌われる傾向があります。
例えば、美容室で取り扱っているシャンプーやトリートメントなどをすすめする場合、押し売りに感じる人や不快に感じる人は少なくありません。美容室の商品や追加サービスは決して安価ではないため、顧客の興味が薄そうであれば潔く引き下がりましょう。
事例その4. 自分の髪質を理解してもらえなかった
自分の髪質を理解してもらえなければ、美容室選びに失敗したと感じる顧客もいます。特によく耳にする失敗談は「髪の毛の質を見誤られ、理想のヘアカラーにならなかった」「寝ぐせがつく・ハネやすい髪の長さにされてしまった」といったトラブルです。
とは言え、新規顧客の髪質をはじめから理解することは難しいものです。トラブルを防ぐためにも、美容室側は過去のパーマやカラー・ブリーチ経験、施術後に気になった点などをカウンセリングで把握しておきましょう。
また、髪のボリュームは人それぞれに悩むところなので、トリートメントの種類に配慮することも大切です。こだわりのある薬剤はないか尋ねたり、次回の施術に活かせる提案をしたり、顧客を気遣うこともリピートに繋がります。
顧客が美容室に求めているのは情報とコミュニケーション
誰もが長く通えるお気に入りの美容室を探しているものです。
美容室選びで失敗したくない顧客は、美容室や美容師に関する情報を事前にリサーチします。美容室側は、口コミや紹介による新規獲得を意識しつつ、リピートへと繋がる努力をしましょう。
顧客とのトラブルやイメージダウンを避けるためにも、初来店時のカウンセリングやコミュニケーションは特に大切です。顧客に選ばれる美容室・美容師像を明確にし、常にブラッシュアップしていきましょう。


タブレット版電子書籍 
送料無料の雑誌配送サービス 
著作権対策済みBGMサービス 






