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パートで美容師はできる? パートで働くメリットとデメリット

パート美容師のメリット・デメリットを解説

美容師は一般に離職率が高いと言われています。離職理由として多いのが、結婚や出産等ライフスタイルの変化や健康面の問題により長時間勤務が難しくなってしまうというもの。そこで長時間勤務が難しい美容師と、人員を確保したい美容室との間でニーズが一致するパート美容師が注目を集めています。この記事ではパート美容師のメリット・デメリットやパートで働く美容室を選ぶ際のポイントを紹介します。

パートで美容師をすることはできる?

基本的に長時間勤務が求められる美容師。実際にパートで働くことを想像し難い人も少なくないでしょう。まずは、美容師がパートで働くことができるのかについて解説していきます

正社員とパートの違いとは

正社員とパートの決定的な違いは、労働時間の違いです。パートで働く人の権利を守るために制定されたパートタイム労働法には、パートタイム労働者の定義が以下のように記載されています。

1週間の所定労働時間が同一の事業主に雇用される通常の労働者の
1週間の所定労働時間に比べて短い労働者

(引用元:厚生労働省・都道府県労働局雇用環境・均等部(室)
『パートタイム労働法の概要』)

つまり正社員よりも1週間の労働時間が短ければ、パートということになります。その他、正社員との待遇の違いが見られる場合もありますが、雇用する会社の取り決めによるものであり、法的には定められていません。

美容師のパート求人はある?

美容室は年々増加しているものの、美容師の離職率が高いため、従業員の確保に悩んでいる経営者も少なくありません。そこで美容師経験者をパートとして雇うことで、人員を確保したいという狙いがあります。経験者であれば即戦力となる他、忙しい日中だけ人員を確保できるという理由でパート美容師を募集している美容室もあるでしょう。

正社員の募集に比べれば少ないものの、美容師専門の求人誌や求人サイトを利用すれば条件にあったパートを募集しているサロンも見つけられるでしょう。美容師は業務上国家資格が必要な上、技術や専門知識を持った即戦力を求める美容室が多いことから一般的な求人誌や求人サイトにはあまり掲載されていないようです。

パート美容師の時給

パート美容師の時給は1,000円前後が平均と言われていますが、経験年数やアシスタント・スタイリストなどの違いによっても変わってきます。

歩合制度をパート従業員も対象にしている場合、スタイリストは指名や売上によっては平均を大きく超える収入を得ることも可能です。アシスタントの場合も店販売上に歩合制度を導入している美容室なら収入を増やすことができる場合があります。

同じ時間帯勤務しても一般的なパートよりも給与面の待遇が良いことから、資格や経験を活かしてパート美容師になる人も少なくありません。

パートで美容師として働くメリット・デメリット

パート美容師として働くにあたってメリットやデメリットを理解しておくことも大切です。正社員で勤務する際と比較して検討してみるのも良いでしょう。

パートで働くメリット

パート美容師として勤務する際のメリットには以下のものが挙げられます。

  • 希望する曜日・時間内で勤務できる
  • 年間の給与額を調整しながらシフトの希望を出せば、扶養控除を受けることもできる
  • 基本的にはほとんど残業が発生しないため、シフトの時間通りに退勤できる
  • パート勤務として美容師を続けることでブランク期間を回避できる
  • 最新の技術や知識、流行を学び続けることもできる

パート勤務は期間限定で長時間勤務が難しくなった人にとって、特に大きなメリットのある働き方です。美容師は技術職であるため離職している期間が長ければ長い程、技術を取り戻すのに時間を要してしまいます。さらにヘアスタイルの流行や技術・薬品・設備機器は常に新しいものが生まれるため、復職したものの最新技術や流行を追えずに苦労する人も少なくありません。長く美容室を続けたい人にとって、ブランク期間を回避できるという点はとても大きなメリットと言えます。

パートで働くデメリット

パート美容師として勤務するデメリットには以下のものが挙げられます。

  • スタイリストの場合、担当顧客の施術が終わらない場合退勤時間が前後する
  • 薬剤やシャンプーなどによる手荒れを引き起こす場合がある
  • 美容師としてブランクがある場合、研修やフォロー体制が整っていないと技術や接客に不安を感じる

スタイリストとして勤務する以上担当顧客の施術は責任を持って行う必要があります。退勤予定時刻から逆算して予約管理をする美容室が多いものの、自分自身の技術不足や顧客の希望によってメニュー変更があった場合は残業しなくてはいけません。また、時短勤務といっても薬剤を扱うことに変わりないため、手荒れが原因で正社員を諦めた人は再発の恐れもあります。

美容師のパート雇用は比較的少ないため、研修やフォロー体制の整っていない美容室もあるでしょう。研修やフォローが足りず不安を感じながら施術・接客することは心身ともに疲弊してしまうかもしれません。

パート美容師が働きやすい美容室の選び方

メリット・デメリットを踏まえてパート美容師という働き方を決めたのであれば、美容室を選ぶ際に確認するべき点も押さえておきましょう。パート美容師が確認すべきポイントや働きやすい美容室の選び方について解説します。

自分の希望条件に合っているか

パート先を探す前に、自分がどのような勤務形態で仕事をしたいのか明確にしておく必要があります。美容師のパート求人はあまり多くないため、パート美容師という点にだけ注目して勤務先を決めてしまうと、結局希望していた働き方ができなくなる場合も。

自分の希望をもとに求人を探して、面接時にも口頭で雇用主に希望を伝え理解を得ることが大切です。勤務時間や休日の希望を伝える他、可能あればその理由(子育てや健康面等)についても伝えておくと理解を得やすくなるでしょう。

研修体制やフォロー体制はあるか

美容師は有資格者でないとできない業務も多いことから、ブランクがある人でもパートとして歓迎する美容室は珍しくありません。しかし、美容師としてブランクがある人は求人を出している美容室の教育制度やフォロー体制などを充分に確認しておく必要があります。

すでにパート美容師を雇用している美容室であれば、フォロー体制や事前研修などの受け入れ体制が整っている場合が多いでしょう。一方ではじめてパート美容師を雇う美容室では、受け入れ体制が整っていないことがあります。

面接の際には、ブランクがあることを伝えて事前研修やフォロー体制の有無なども確認するのがおすすめです。受け入れ体制の整っていない美容室でも、事前研修を希望する旨を伝えれば対応してもらえる場合もあるので、雇用主に希望を伝えてみましょう。

年齢層が自分と同世代の美容室を選ぶ

美容室では顧客のターゲット層が決まっている場合が多いもの。美容師の仕事にブランクがあって流行に敏感な若い顧客の対応に自信がない場合は、自分がターゲット層に当てはまる美容室を選ぶのがおすすめです。

例えば子育てのためにパート美容師を選ぶ人なら、子育て世代をターゲット層としている美容室なら顧客のニーズを理解しやすいでしょう。

美容室のタイプから就職先を選ぶ

美容室にも様々なタイプがあります。自分が希望する働き方にマッチする美容室を選ぶことも大切です。

事前研修やフォロー体制の整った美容室で働きたいなら、大型美容室や多店舗展開している美容室がおすすめ。在籍スタッフ数が多い分、様々な働き方をする人が多い傾向にありパート雇用の独自ルールを明確に決めている場合が多いです。

また、カットに自信がある人はカット専門店、カラーに自信のある人はカラー専門店など、1つの施術だけを行う美容室も最近は多くなっています。自分の得意分野を活かした働き方を選ぶのも良いでしょう。

ゆっくりと顧客と向き合って仕事をしたい人は少人数の店舗や、子育てをしている人は託児所を併設している美容室を選ぶのもおすすめ。将来的に正社員として働きたい人は、正社員へのキャリアアップ制度を設けている美容室を選びましょう。

まとめ

社会的に多様な働き方が認められやすくなってきた今だからこそ、美容師もパートというライフスタイルや健康面に合った働き方が認められはじめています。業界全体で見れば求人の数も少ないですが、今後パート美容師の需要は増えていくのではないかとも考えられています。メリット・デメリットを踏まえて、自分の希望する働き方で美容師を続けられる美容室を探してみましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

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