「美容室の雰囲気ってそんなに大切なのかな?」
「良い雰囲気を作りたいけど具体的にどうすればいいの?」
そのように思っている美容室関係者の方もいらっしゃることでしょう。
美容室の雰囲気はお客様からの評価にダイレクトにつながる大切な要素で、集客力、リピート率、ひいては経営そのものにも影響を与えてきます。そこで今回は「お客様にとって居心地の良い雰囲気作り」をテーマに、さまざまな改善のためのポイントをご紹介していきます。
なぜ美容室の雰囲気って大切なの?

多くの人は「良い美容室」の条件として、手頃な料金、通いやすい立地、美容師のスキルなどが真っ先に浮かぶと思いますが、お店の雰囲気もそれらと並ぶくらい大切な要素です。
- 入りやすいお店になるから
- お客様にとって居心地の良いお店になるから
- 美容室のキャラクター(個性)が決まるから
このように美容室の雰囲気が違うだけで、お客様に大きな影響を及ぼします。
以下、それぞれの理由について具体的にご紹介します。
入りやすいお店になるから
美容室の雰囲気が良好だと、気軽に入りやすいお店になります。特に初めての来店で緊張しているお客様などは、入ってみてホッとする印象であれば安心感が得られるでしょう。また、そもそも入りにくい雰囲気をかもし出しているような美容室であれば、貴重な顧客獲得のチャンスを逃してしまうことにもなります。
お客様にとって居心地の良いお店になるから
お客様にとって居心地の良いお店なら、施術を受けたあとの満足度が高まり、「また次も来たいな」とリピート率の向上にもつながります。全体のムードを改善するために、スタッフ、機材、レジ、シャンプー台など見直せるところは徹底して見直しましょう。
美容室のキャラクター(個性)が決まるから
美容室の雰囲気は、そのままお店全体のキャラクターとしてお客様に認識されます。たとえばどのような内装やBGMにするかなどでも、大きくお店の雰囲気が変わってきます。どんな客層にアピールしたいのか、どんなお店と感じてもらいたいのかを明確にした店舗作りが大切ということです。
美容室の雰囲気を良くするためには?

美容室の雰囲気を向上させるためには、具体的に下記のような方法が有効です。
- 内装やインテリアにこだわる
- 聞きやすいBGMにする
- 客席の間をきちんと空ける
- スタッフの清潔感を徹底する
- 自然体な接客を心がける
- ドリンクなどのサービスを提供する
ここからは、それぞれの雰囲気作りのテクニックについてご紹介いたします。
内装やインテリアにこだわる
まずは雰囲気作りの基本として、内装やインテリアにこだわりましょう。客層に合わせることがポイントです。たとえば、ファミリー層向けであればポップで可愛らしい内装やインテリアがおすすめです。若者向けならライトで明るい感じにすると良いでしょう。
聞きやすいBGMにする
美容室の雰囲気を左右するものは、内装やインテリアだけではありません。店内のBGMも非常に大切です。施術中はずっと流れている音楽を聴くことになるので、おのずと重要度が高まるのです。若い世代向けの美容室であればHIPHOPや海外のポップスを、少し年齢層の高いお客様がターゲットであれば、落ち着いたインスト楽曲などを流すと効果的でしょう。

客席の間をきちんと空ける

居心地の良い空間にしたいのであれば、客席同士の間は空けるようにしておきましょう。これは適度な対人距離(パーソナルスペース)を保てるのはもちろん、ソーシャルディスタンスを意識した感染症対策にも役立ちます。

スタッフの清潔感を徹底する
スタッフの清潔感もお店の雰囲気に影響してくるので徹底させましょう。
基本的には、下記のことを意識すると良いでしょう。
- 無精髭などを生やさないようにする
- 肌荒れに注意する
- できるだけシンプルな服装にする
- 体臭や口臭などもきちんと対策する
自然体な接客を心がける
良い雰囲気作りのためには、自然体な接客を心がける必要があります。妙にベタベタしたり逆によそよそしかったり、さらにサロンの商品などをしつこく売りつけようとしたりするのは絶対NGです。座席間のスペースと同様、お客様それぞれの性格を把握して、適切な接し方を心がけてください。
ドリンクなどのサービスを提供する
ドリンクや雑誌、お菓子などのサービスがあると、さらにお客様の満足度が高まります。細かく気配りしていくことが居心地を向上させるポイントです。「お客様がどうしたら喜んでくれるか」を常に意識すると良いでしょう。

まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- 美容室はお客様の満足度向上のために、雰囲気を良くする必要がある
- 内装やインテリアはもちろんBGMなども大切
- 常に満足度を考えた細かいサービスができると、お客様からの印象も変わってくる
繰り返しになりますが、「美容室の雰囲気」は充実した設備やスタイリングの技術力と同じくらい、お客様からの印象を左右する大切なポイントです。新規でも来店しやすく、そしてリピートしてもらえる雰囲気を作れるよう、さまざまな部分を見直して改善を重ねていきましょう。
