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激戦区でブランド力UP or 郊外で地元客をつかむ? 美容室開業のエリア選び

美容室開業のエリア選び

美容室を開業するときに、激戦区にしようか郊外にしようかエリア選びが悩みどころですよね。出店してしまうと移転することは難しいので、慎重に決めていきましょう。今回は激戦区・郊外エリアそれぞれのメリットとデメリット、出店するさいの注意点などを詳しくご紹介していきます。

激戦区に開業するメリット・デメリット

激戦区のメリット

新規顧客を獲得しやすい

美容室を激戦区に出店するメリットは、集客がしやすいため新規顧客の獲得が比較的楽にできることです。人目につきやすい立地に店舗を構えているほど、そこまで宣伝広告費を使わなくても予約をとることができるでしょう。

美容室のブランド力を上げることができる

お客様の間で知名度が高くなると美容室自体のブランド力が上がり、うまくいけば自社で開発したシャンプーなどを販売することも可能です。激戦区では多くの店舗が生き残りをかけて切磋琢磨しているため、常にサービスや接客の向上、技術面での信頼がないとお店を経営できません。ですが、成功して大きな利益をあげたいなら目指してみる価値はあるのではないでしょうか。

激戦区のデメリット

家賃が高め

激戦区はどうしても家賃が高くなりがちで、敷金や礼金などの初期費用も多くかかります。そうするといくら毎月がんばって利益をあげても、家賃を差し引くと赤字になってしまう事態も考えられます。1階より比較的家賃の安い空中階(2階以上のフロア)を選ぶ、初期投資のかからない居抜き物件を選ぶなどの工夫が必要です。

店舗が狭い

店舗が狭いと一度に施術できるお客様の数が減り、売上を伸ばすことが難しくなります。さらに家賃の高さが加わると採算が合わなくなり、経営状況が悪化してしまうことにもなりかねません。激戦区では高い経営センスが求められると言えるでしょう。

リピート客がつきにくい

激戦区は美容室の数が多いため、お客様もよほどのこだわりや理由がないと美容室を変えてしまいます。つまりリピート客がつきにくい傾向にあるのです。またライバルの新店舗も次々にオープンするので、目新しさで新しいお店に流れていく常連客もいるでしょう。お客様とゆっくり長いお付き合いをしたいと思って開業する場合は難しいかもしれません。

郊外に開業するメリット・デメリット

郊外のメリット

家賃が安い

郊外は、激戦区と比べると家賃が安く毎月の固定費を抑えることができます。いくら売上が確保できても、家賃などが高いと手元に残る収益が減ってしまうため、この点は郊外型の店舗が有利と言えるでしょう。

競争店が少ない

郊外だと競争するお店が少なく、他店と比較されることもそれほどないため、周りに振り回されずに経営がしやすくなります。また、一度常連客になると長く利用してもらえ、接客に専念できるのも郊外に出店する魅力です。

広い店舗を確保できる

駅前や繁華街といった激戦区に比べると広い店舗スペースで開業でき、ネイルやマッサージなどさまざまなサービスを並行して提供することも可能になります。駐車場を完備するにも比較的ハードルが低く、利用者の幅を拡大することができるでしょう。

ゆっくりと接客できる

お客様にゆっくりと丁寧な接客をしやすいため、温かみのあるお店作りをすることができます。お客様との信頼関係が生まれれば、リピートしてくれる確率もグッと高まっていくことでしょう。

郊外のデメリット

集客が難しい

郊外のデメリットは、その地域の方やアクセスできる手段を持っている方が利用者となるため集客が難しいことがあげられます。経営を成り立たせるためにはチラシやウェブサイトを活用した宣伝、SNSからの情報発信など、スタッフ一丸となって積極的な宣伝活動をおこなう必要があります。

場所が分かりにくい

住宅街や大通りから外れたところに出店していると、初めて来るお客様が迷ってしまうこともあります。そのたびに電話での対応に追われたり、キャンセルになったりする可能性もあるため場所選びには注意が必要です。チラシやウェブサイト上に、分かりやすい地図を掲載するといった工夫をしておくと良いでしょう。

エリアにマッチしたコンセプトが大切

郊外に出店するときは、そのエリアとお店のコンセプトがマッチしていないとターゲットにしている地域の方に利用してもらえない恐れがあります。その地域のことをよく熟知したうえで、何が必要かをよく考えてから開業しましょう。

 

店舗を開業するときのポイント

ライバル店を調査する

同じエリアにライバル店舗と同じような美容室を開業してもなかなか興味を持ってもらえません。出店したいエリアが決まったら、まず周辺店舗をよくリサーチしましょう。ネットの地図サービスを使って各店を比較してみたり、ホームページがある場合はメニューや価格、ターゲット層、コンセプトなど詳しく調べたりすることが必要です。
逆に出店したいエリアに美容室が少なすぎる場合も、喜んではいられません。「なぜそこに美容室が少ないか?」という理由を明確にしないと、予想しなかった落とし穴があって苦労する恐れがありますので注意してください。

出店エリアの情報

出店エリアの詳しい情報は必ず確認しましょう。駅前なら駅の利用者数は1日どれくらいか? 会社や学校は近くにあるのか? 大きな施設はあるのか? など人の流れを把握することが大切です。
郊外の場合は、世帯数はどれくらいか? どの年齢層が多いのか? ファミリー層は利用してくれそうか? など美容室を出店しても需要があるかをよく調べるようにしましょう。

出店エリアを探索する

出店を考えている地域にあまりなじみがない場合は、自分の足で歩いてみることで客観的に物事を捉えることができます。
人の流れがあるのに美容室がない通りや、若い世帯が多いのに昔ながらの美容室しかないなど、ネットで調べただけでは分からなかった貴重な情報が得られることもあります。そのエリアならではの詳細な事情を知っておけば、集客のための宣伝や、経営対策を打つときに役立てることもできますよ。

店舗を開業するときの注意点

開業のエリア選びは慎重に

一度出店してしまったら、「やっぱり違うエリアの方が良かった」と後悔しても簡単には移転できません。開業する前の下準備は入念におこない、ターゲット層の特定、集客方法、売上見込みから毎月の収益の予測などの経営計画を具体的に立ててみましょう。

開業にお金をかければいいというわけでもない

より良い美容室を目指そうと開業時に多くの費用をかけることは悪くはありませんが、必ずしも開業にお金を投じたからといって成功するわけではありません。美容室を軌道に乗せて成功させるためには、お客様に利用していただく以外ありません。
無理して高い家賃の店舗を選んだり、あれこれ内装にこだわりすぎたりして開業コストを引き上げるより、冷静に考えて集客のための資金を十分確保しておくことが成功の秘訣と言えるでしょう。

都心でも郊外でも目立った場所がおすすめ

エリアに関わらず、出店するときは大通りなど目立つ場所を選ぶようにしましょう。隠れ家的な美容室も魅力はありますが、通りが一本違っただけで売上に大きな差が生まれてしまいます。人目につかない場所の美容室は、視覚的な宣伝効果がないハンデを背負っているわけなので、ウェブなどを利用して集客活動を積極的におこなう必要があります。

 

まとめ

美容室の開業は予算の関係もありますので、最初からあまり無理をせずに計画的に進めていくようにしましょう。今まで苦労して独立したあなた自身が「ここで頑張っていく」と決めた場所なら、愛着をもったお店作りができるはずです。
まずは激戦区か郊外か自分のイメージに適したエリアを選び、次にそのエリアの特性とライバル店舗の有無、見込める客層などを把握し、お店のコンセプトに合った集客をおこなう……などできることを着実に積み重ねて、そのエリアでお客様に長く親しまれる美容室を目指しましょう。

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