美容師としてお客様の信頼度を高めるために、会話によるコミュニケーションは必須です。
ですが、いくら仲良くなっても相手はお客様です。美容師とお客様の距離を保ちながら、会話の中でいくつか注意しなければならないことがあります。
今回は、元美容師ライターまーるがお客様との会話で注意していたことについて解説します。
プライベートを聞きすぎない

お客様に話題を振ることで会話を広げる手段もコミュケーションの一つですが、あまりプライベートなことを聞きすぎてもよくありません。
「仕事は何をしているか」「恋人はいるか」「住んでいる場所はどこか」…などと聞きすぎてしまうと、お客様も困ってしまいます。
筆者の経験上、質問攻めしてくる美容師は苦手という方も実際いらっしゃいました。相手を知るためについつい美容師がやりがちなことですが、心を閉ざしてしまうお客様もいるので気をつけましょう。
自分の話ばかりしない

お客様の中には、自分の話を聞いてほしいと思っている方も多いです。人は会話をする際、聞くよりも喋るほうがストレス解消になります。
自分を知っていただくことはリピートにつながることもありますが、ほどほどに話して、すぐに話題の軸をお客様に戻すなどと工夫しましょう。
しかし中には、喋るのが苦手なお客様もいらっしゃいます。お客様の様子をうかがいながら、その人に合った接客をするのがポイントです。

政治・宗教・スポーツの話題はNG

聞いていないのに隣の席の会話が聞こえてしまうこともあるでしょう。
そんな中、美容室では政治・宗教・スポーツの話題はNGです。
この3つの共通点は、どれも「派閥」が存在するということ。
隣の席では野球の阪神ファン同士が盛り上がっているけれど、周りにもし巨人ファンのお客様がいれば、気まずい空気になってしまいます。
美容室は不特定多数の方が来店し、あちこちで会話が繰り広げられています。誰も気分を害することのないような、居心地のいい美容室づくりが大切です。
まとめ
元美容師ライターの筆者が、お客様との会話で注意していたことは次の3つです。
- プライベートを聞きすぎない
- 自分の話ばかりしない
- 政治・宗教・スポーツの話題はNG
美容師としてお客様を笑顔にできるような接客ができることが理想ですよね。ぜひ明日からのサロンワークの参考にしてみてください。
