「美容室の宣伝として具体的に何をすればいいか分からない」
「いくつか宣伝方法を試してみたけど思うように効果が出ていない」
そんなお悩みを抱えている美容室オーナーの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、競争が激化した美容室業界で生き残っていくために、従来からあるアナログの宣伝、そして最近のネット時代に対応したデジタル宣伝まで、さまざまな方法をメリット・デメリット織りまぜながらご紹介していきます。
美容室はうまく宣伝しないと生き残れない?

近年、美容室の数が全国的に増えすぎたこともあり、業界内の競争が激化しています。特に東京都内など人口が集まる都市では、各美容室が生存をかけて営業しているのです。少しでも立地やターゲット層の選定が甘かっただけで、お店の経営自体が続かなくなることも珍しくありません。いかに自店舗の特色を打ち出して、それを宣伝していくかが生き残りのカギになっていると言えるでしょう。
まだまだ効果的! アナログでのおすすめ宣伝方法3選
現在はスマートフォンやパソコンが普及し、美容室業界はデジタルでの宣伝がメインになっています。しかし、まだまだアナログでの宣伝方法も健在です。
特に下記の宣伝方法は取り組みやすく効果もあります。
- チラシ、ティッシュ配り
- DM、ハガキの投函
- 街頭での営業
ここからは、それぞれのアナログ宣伝方法を具体的にご紹介します。
チラシ、ティッシュ配り

美容室におけるアナログでの宣伝方法だと、チラシやティッシュ配りも効果的です。お得なクーポン券などを付けておくと宣伝効果がさらに見込めます。新規の顧客流入を目指す場合は意識するといいでしょう。
ただ、チラシやティッシュ配りは人手が必要です。手が空いてるスタッフに配ってもらうことになりますが、もし人手が足りていない場合はアルバイトを雇うのも手段の1つです。効率のいい配り方としては、駅前で出勤時間の朝9時頃や、退勤時間の18時あたりを狙ってみましょう。
DM、ハガキの投函

DM(ダイレクトメール)やハガキの送付もアナログ集客方法として効果的です。どちらかというと、既存のお客様への宣伝方法となるでしょう。こちらもチラシやティッシュ配りと同様、クーポン券などを付けておけば喜ばれます。また、何度か来ていたけど来なくなってしまった、いわゆる「休眠顧客」へのアプローチとしても有効です。DMやハガキを見て、また店舗に来たいと思ってもらうことが可能になります。
街頭での営業

アナログの宣伝方法として3つめのおすすめは、街頭での営業です。通行している人に直接声をかけて営業していくことで、直接の新規顧客の獲得につながります。
やり方としては下記のような方法が主流です。
- 髪を切っていなそうだったり、カラーが落ちたりしている人に話しかける
- 美容室の宣伝を軽くして、「一度来てみませんか?」とアプローチする
- 合意が得られれば、その場で日時なども決めて直接予約してもらう
うまく行えば一定の効果が見込める方法ですが、強引に勧誘するとお店のイメージを逆に悪くしてしまうどころか、条例に違反することにもなるので注意が必要です。また、この宣伝法は声をかけても断られる可能性が高く、スタッフの精神的な負担になりかねない点もおぼえておいてください。

主流はこちら! デジタルでおすすめ宣伝方法4選

アナログのやり方に続いて、現在主流になっているデジタルでの宣伝方法について解説します。アナログよりもコスパ良く宣伝できることもあるので、多くの美容室が実践しています。
特に下記の4つの宣伝方法はおすすめです。
- ポータルサイトの活用
- ブログ投稿
- メルマガ
- SNSでの宣伝
ここからは、それぞれのデジタルでの宣伝方法をご紹介していきます。
ポータルサイトの活用
まずは美容室の宣伝方法で効果が高いのが、ポータルサイトでの宣伝です。ホットペッパービューティーや楽天ビューティなどの有名ポータルサイトで宣伝をすれば、さらなる新規顧客獲得へとつながります。
基本的にポータルサイトは課金額を上げると、強力に宣伝してくれる仕組みになっています。あまり投資しないとライバル美容室の中に埋もれてしまい、かといって過剰に宣伝費をつぎ込むと経営に支障をきたすおそれがあるため、最適なバランスを見極めることが大切です。
ブログ投稿

美容室のHPでブログ投稿をするというのも立派な宣伝方法です。お店の特色や強みを記事にして積極的に宣伝するといいでしょう。しっかりしたコンテンツを掲載していれば、ブログ記事を読んだ人が新規のお客様として流入してくることが見込めます。
定期的な記事更新はもちろんですが、新規キャンペーンの開始や新機材を導入したタイミングでも記事を作成し、より多くの方に興味を持ってもらえるようにしましょう。

メルマガ
既存のお客様に向けた宣伝方法として、メルマガ(メールマガジン)も有効です。お得なクーポンや新メニューの告知をして、ご自分の美容室についてもっと知ってもらいましょう。そこまでコストがかからないのもメルマガ宣伝の魅力です。
また、最近ではメルマガの代わりとして、LINE公式アカウントでの宣伝も主流になってきています。特に若い人にアピールしたいのであれば、LINE公式アカウントを並行して使ってみることがおすすめです。

SNSでの宣伝
若い世代に利用者が多いSNSも、美容室の効果的な宣伝に活用できます。特にTwitterやInstagramなどは、文章と写真でお店の雰囲気が伝えやすく便利です。また、お店独自の強みや目新しい話題をうまく提供できれば広範囲へ拡散され、たくさんの人の目に留まります。そうなれば店舗の知名度アップ、顧客流入に貢献してくれることになるでしょう。
SNSは無料で使えてユーザー人口も多いので、時代に合わせたリーズナブルな宣伝方法と言えます。ただし悪い情報も拡散されやすく、不適切な対応などでお客様を怒らせてしまうと、いわゆる「炎上」状態となって店舗イメージがダウンすることもあります。SNSアカウントの運用は慎重に行ってください。

まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- 美容室は少しでも差別化を図れるように積極的な宣伝をしなければならない
- デジタルでの宣伝が主流になっているが、まだまだアナログでの宣伝も効果がある
- デジタルを活用した宣伝はコスパが高いものが多い
今回の記事では新規客、既存客向けのアナログ宣伝から、高コスト~低コストなデジタルの宣伝まで、さまざまな方法をご紹介してきました。どれが一番すぐれているというわけではなく、自分の店舗に適したものを選び、また複数を組み合わせてみるなど試行錯誤を行う必要があるでしょう。
競争が激化している美容室業界ですが、きちんと個性を打ち出して長期的に安定経営できるよう、この記事がお役に立てれば幸いです。
