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最小リスクで開業! 美容室オーナーになる人が知っておきたいこと

美容室を最小リスクで開業するために

念願がかなって美容室を独立開業するとなれば、明るい未来ばかり想像してしまうかもしれません。しかし競争が激しい業界で経営を続けていくためには、まず目の前にある「リスク」への対処を忘れないでください。今回は開業時に陥りがちなリスク、補助金と助成金の活用法、さまざまな開業スタイルの提案など、リスクを最小限に抑えて美容室オーナーになりたい人のための情報を紹介していきます。

開業時のリスクとは

借入金返済のリスク

開業するときに多くの方は、開業費用を借り入れすることになると思います。毎月きちんと利益をあげて返済できればいいのですが、返済に詰まった場合はお店が潰れてしまうこともあります。お店が潰れても返済義務は残りますので、そういったリスクを理解したうえでお金を借りなくてはいけません。また、保証人がいる場合は、返済できないとその人にも迷惑がかかることをよく考えて借りる額を決めていくようにしましょう。

利益が出せなくなるリスク

いくら売り上げを確保できていようと、経費とのバランスが悪いと利益を出すことはできません。逆に売り上げが低くても、経費を抑えられていたら利益を出せる場合もあります。美容室を開業するさいは家賃や材料費、人件費など経営上必要な経費に対してどれだけの売り上げを出せばいいか、事前にシミュレーションすることが必要となります。そして可能なかぎり必要経費を最小限にするなど、余裕のある資金繰りができるようにしましょう。

集客できなくなるリスク

集客はそのまま利益につながるため、集客できなくなるリスクは絶対に避けなくてはいけません。そのためには集客対策を、経営が軌道に乗るまで積極的におこなっていくことが重要です。
美容室が潰れる理由の多くは、思うように集客できなかったことです。集客力の減少によるリスクを軽減するためには、開業前のリサーチや集客計画を徹底する必要があります。開業後もお客様の満足を第一に考えてサービス提供し、客足は落ちていないか、SNSや口コミサイトなどで悪い評判が出ていないか気を配っておきましょう。

 

リスクを回避には?

開業資金を抑える

開業資金を抑えることで毎月の借金の返済額を減らし、今後の経営を見すえて宣伝広告費などに予算を回していけます。せっかく自分のお店を持つのですから、あれもこれもしたい気持ちは分かりますが、諸経費や固定費はできるだけ必要最低限に抑えるのが肝心です。

特に固定費で慎重に決めなくてはいけないのは家賃です。立地の良い場所ほど家賃は高くなり、毎月の固定費を跳ね上げてしまいます。それに見合った売り上げを出せる自信がなければ、廃業のリスクにつながります。設備も新品で揃えると相当な金額がかかってしまいますので、中古で探してみるなどコストを抑える努力をしましょう。

【開業時に陥りがちなミス】

  • 内装にお金をかけすぎる
  • 利益に見合わない高い賃貸料で開業する
  • 設備をすべて新品で揃える
  • 宣伝広告費を減らしてしまう

広告費のバランスを考える

開業からしばらくは集客に力を入れていかなければいけません。もし開業前に費用を使いすぎていた場合、この大切な広告宣伝費にお金が回せず、集客が思うようにいかなくなってしまいます。
ただし逆に、広告宣伝費を最初から使いすぎるのも危険です。インターネットやチラシなどいろいろな宣伝方法がありますが、いきなり一点に高額を使うのではなく、経過を分析しながら「どの宣伝が自分のお店にとって効果的か」を慎重に見きわめていくようにしましょう。

経営とプライベートを分ける

最初から経営とプライベートの資金を分けるようにしましょう。個人事業主のオーナーに多く見られるのが、利益が出ているからといって車を買ったり派手な生活をしたりすることで、うまく資金繰りができなくなり廃業に追い込まれてしまうケースです。最初から「経営にまわす資金」と「プライベートで使う資金」の銀行口座をきっちりと分けておくようにしましょう。

 

補助金や助成金を利用する

美容室の開業時には借り入れだけでなく、利用可能な補助金や助成金がないか調べてみるのをおすすめします。原則として補助金・助成金には返済義務がなく、もし利用できるなら開業資金の削減につながります。浮いた分の資金は宣伝広告費や設備の充実に回すことも可能になるでしょう。

補助金

【補助金の特徴】

  • 経済産業省が管轄しているものや商工会議所や地方公共団体の管轄になっているものなど
  • 支払いは後払い
  • 支給件数や予算が決まっている場合がある
  • 募集要項の条件を満たしたうえで、事前審査がおこなわれる。後日報告が必要
  • 適用期間が設けられている

【受けられる補助金の例】

  • 小規模事業者持続化補助金
  • IT導入補助金
  • ものづくり補助金

助成金

【助成金の特徴】

  • 厚生労働省の管轄
  • 申請期間が長め
  • 事後申請が可能な場合もある
  • 条件を満たせば受給可能
  • 就業規則の提出と社会保険/労働保険への加入が必要

【受けられる助成金の例】

  • トライアル助成金
  • キャリアアップ助成金
  • 両立支援等助成金
  • 業務改善助成金

 

フランチャイズやのれん分けでリスク軽減

美容室の開業スタイル

自分でお店をゼロから立ち上げるオリジナルサロンも魅力的ですが、リスクを抑えて開業するスタイルも多様化しています。話題となっている「面貸しサロン」や「シェアサロン」のほかにも、「フランチャイズ」「のれん分け」という開業方法があります。いずれも経営の安定性を目的とした開業方法なので、どれが自分にあっているかよく理解していきましょう。

フランチャイズ

フランチャイズとは、フランチャイズの加盟者が本部からお店の看板やサービス、商品を使える権利を得て開業できる代わりに、その対価(ロイヤリティー)を本部に支払っていく仕組みです。
フランチャイズの魅力は知名度があるブランドや経営のノウハウを使いながら経営できる点です。オリジナルサロンより自由度は落ちますが、開業のリスクを最小限に抑えることができます。

のれん分け

のれん分けは、その美容室で働いていた従業員がお店の知名度や経営の方針などを引き継ぐ形で独立開業できるのが特徴です。フランチャイズと同様にロイヤリティーを支払う義務が発生しますが、元々働いていた美容室での経験と感覚を活かせるためスムーズに開業することができます。

【のれん分け・フランチャイズの特徴】

  • 本部の指定するサロン名やメニューにしなければいけない
  • 経営の方針が確立している
  • ロイヤリティーの支払い義務が発生する
  • ブランド力によって集客しやすい
  • 接客からスタッフ育成方法まで本部からのサポートを受けられる

まとめ

夢にまで見た美容室の開業となれば、自分自身のこだわりを全部盛り込みたくなりますが、まずはオープン後の経営を考えて開業コストを最小限に抑えるのが第一です。そのうえで宣伝広告に力を入れて集客し、できれば補助金や助成金も活用しながらお店の事業を安定させましょう。
経営をしっかり軌道に乗せ、たくさんのお客様を笑顔にできる理想のお店をつくり上げていってください。

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