「美容室のクーポンにはどんな種類があるんだろう?」
「自分の美容室で集客に効果のあるクーポンの打ち出し方が分からない」
「クーポンをどの媒体で打ち出せば効果的なのか分からない」
このようにお悩みの美容室関係者の方もいらっしゃることでしょう。
今回は美容室で集客に活用するための必須知識として、代表的なクーポンの種類、おすすめの打ち出し方、具体的なクーポン設定例などをご紹介してきます。
主なクーポンの種類
美容室で用いられることの多い主要なクーポンは下記の3種類で、それぞれ役割が異なっています。
- 初回限定クーポン
- リピーター割引クーポン
- 友人紹介クーポン
初回限定クーポン
まず、美容室で新規顧客獲得のためによく使われるのが初回限定クーポンです。初回の来店が割引となるので、「あのお店に興味があるから行ってみようかな」と考えていた潜在顧客に対して大きなアピール効果が期待できます。
具体的には次のようなクーポンの設定になります。
- カット&トリートメント 通常8,000円 → 初回割引5,000円
- 炭酸ヘッドスパ無料
- 新メニュー 通常3,000円 → 初回割引1,000円
このように新規の方の興味を惹くことが可能ですが、単に割引を受けたいだけで次回以降は来店しなくなるお客様もいるのが事実です。初回割引クーポンを発行する場合は、2回目以降の来店もお得になるような制度をセットにして導入するといいでしょう。
リピーター割引クーポン
リピーター限定の割引クーポンもあります。新規で一度来てくれたお客様を固定客とするために使われることが多いです。具体的には、下記のようなクーポン設定になります。
- 前回の施術から1ヶ月以内のご来店で10%オフ
- 2回目の来店は5%オフ、3回目の来店は10%オフ
お客様が美容室に来たくなるような設定にするといいでしょう。美容室の長期的な安定経営を考えるなら新規客を集めるだけでなく、リピーターの方に対しても魅力的なクーポンを打ち出してください。
友人紹介クーポン
友人紹介クーポンも効果的な手段の1つです。口コミ効果というのは意外に強力で、それを促進するために友人紹介クーポンはかなり使えます。「友人1人紹介につきカット割引10%」「友人1人紹介につき会員カードのスタンプを5つ加算」などが友達紹介クーポンの設定例です。紹介してくれたらどんなメリットがあるかをきちんと提示しておくのがポイントです。
おすすめなクーポンの打ち出し方
美容室での主なクーポンの打ち出し方は、下記の4つです。
- ポータルサイト
- LINE公式アカウント
- チラシ
- 店舗での配布
どれも高い集客効果が見込めて、現在の主流と言えるクーポンの打ち出し方です。それぞれのクーポンの特徴を見て、ご自身の美容室に合うものを選びましょう。
ポータルサイト
まずは「ホットペッパービューティー」や「楽天ビューティ」などのポータルサイトでクーポンを打ち出すのがいいでしょう。ポータルサイト経由で予約してくる新規の方は多いので、割引クーポンを配布する価値が高いといえます。
ただ、初回クーポンを利用するだけで終わりというパターンもあるため、2回目以降も使えるクーポンでお客様をつなぎ留める努力は必須です。ポータルサイトは他の掲載店もさまざまなクーポンを発行していますから、ある程度はお客様の取り合いになることが避けられないと考えましょう。
LINE公式アカウント
最近ではLINE公式アカウントで簡単に情報を配信できます。クーポンなどのお得情報を配信することもできて非常に便利です。LINE公式アカウントはフォローするだけで情報が得られるため、お客様にとっても好都合でしょう。
お得情報やクーポンを配信する場合は、お昼時の12:00や退勤時間の18:00くらいに設定すると、より多くの人の目に留まりやすくなります。
チラシ
チラシにクーポンを付けるのもおすすめです。アナログな方法ですが、これも効果的な宣伝につながります。街頭で配ったり、投函したりもできるので美容室の宣伝に使いやすいです。
「単なるチラシだけかな?」と思ってクーポンがついているとお得感が出て、それを見た新規の方が興味を持ってくれる可能性が高まります。
店舗での配布
クーポンを店舗内で配布する場合、特に初来店したお客様が惹かれるようなリピーター用のクーポンを配ってみる価値はあります。
タイミングとしては、退店時にクーポンを渡しましょう。どのような割引クーポンなのか、次回いつまでに来店すれば割引されるのかもきちんと説明すると、お客様にメリットが伝わりやすくなります。
まとめ
最後に、簡単に今回の記事をまとめます。
- 美容室に合ったやり方でクーポンを打ち出すと効果的
- 美容室でクーポンを配布する場合は、「新規用」「リピーター用」「友人紹介用」のクーポンを用意することがおすすめ
- ネットやアナログ媒体でもクーポンは打ち出せる
最終的にお客様がどの美容室に通うかはスタイリストの技術力、接客態度などで決まることになりますが、お店に来るきっかけとしてクーポンは大きな威力を発揮します。どんなクーポンが自分のお店に合っているかを模索していき、有効に活用しましょう。