「美容室のチラシって本当に今でも集客効果があるの?」
「成功するチラシにはどんなポイントがあるのか知りたい」
そんな風に考えている美容室関係者の方もいらっしゃるのではないでしょうか? 美容室の宣伝はネット広告が主戦場となっていますが、まだまだ紙のチラシも集客手段として現役です。そこで今回の記事では、チラシの有効性、より効果を発揮するためのチラシの作成方法や注意点などをご紹介していきます。
紙のチラシは今でも効果がある?
現在の美容室業界はSNSやLINEから、ポータルサイト、自社ホームページまでネットを活用した宣伝方法がメインになっていますが、まだまだ紙に印刷したチラシの存在も大切です。というのも、街頭などで配ったり店頭に置いたりポスティングしたり、幅広い用途で使いやすいからです。またクーポン券なども付けやすく、新規顧客の獲得に重宝します。
普段からネットをあまり使用しないお客様へのアプローチにも役立ちますので、効果的なチラシの活用法を知っておいて損はないでしょう。
集客効果があるチラシの作り方は?
見てもらいやすいカラーにする
集客に効果を発揮するチラシを作りたいのなら、見てもらいやすいカラーにしましょう。特におすすめなのが、自分のお店のイメージカラーに合わせることです。そうすることで、よりお客様から親しみやすさを持ってもらえます。
チラシの内容を顧客層に合わせる
美容室のチラシの内容は、きちんとメインの顧客層に合わせる必要があります。たとえば若者向けのお店であれば、その世代を意識した内容でチラシを作らなければなりません。
見やすいレイアウトを意識する
チラシを作る際の基本でもありますが、見やすいレイアウトは必ず意識しましょう。そのために大切なのが、重要度の高い情報はなるべく大きなサイズにすることです。あとは複雑な漢字や言い回しを使わず、誰が見ても分かりやすい表記を心がけてください。ほどよくイラストも入れておくと親しみやすさが増します。
必要な情報を載せて、余計な情報は省く
レイアウトのポイントと少し重なりますが、必要な情報はきちんと載せて余計な情報は省くようにしましょう。お客様が美容室のチラシに何より求める情報は「メニューの種類」「料金の目安」「店舗の所在地」「営業時間・定休日」です。それを掲載せず「親しみやすい接客を心がけています!」などと大きく書いても逆効果になるので、情報の優先度を間違えないようにしてください。
良いチラシに共通するポイントとは?
チラシに割引クーポンを付けている
集客に効果があるチラシを作りたいのであれば、割引クーポンは非常に有効です。お客様が常に求めているのは「お得情報」なので、カットやカラーなどの施術に対するクーポンをチラシに付けてお得感を演出していきましょう。ただ、あまり大幅な値引きクーポンを乱発すると普段の料金が割高に感じられてしまうデメリットもあります。割引率は慎重に判断してください。
キャッチコピーがしっかりと記載されている
人の目をひくチラシには、的確なキャッチコピーが書かれていることが多いです。ターゲットにしたいお客様層の悩みを先回りし、訴えかけていくことで効果のあるキャッチコピーになります。
「最近白髪の増加に悩んでいませんか?」
「髪のハリに悩んでいる人はぜひお越しください!」
このようにメインのターゲット層に対して問題提起するような、心に響きやすいキャッチコピーを考えましょう。
自分のお店の強みが分かるようになっている
カットに定評があるのかカラーが得意なのかなど、チラシには自分のお店の「強み」をしっかりと記載しましょう。今の日本は美容室の数がとても多く、個性が打ち出せない店舗は淘汰されていってしまいます。
お客様と自分のお店でのミスマッチを事前に防ぐことにもつながりますので、得意ジャンル、主にターゲットとする顧客層などは積極的にチラシ内容に盛り込んでください。「ここだけは他店に負けない!」という部分があるなら、そのままキャッチコピーに採用しても良いでしょう。
お客様の口コミを分かりやすく載せている
チラシにはお客様の口コミを載せると効果的です。チラシを見る人は説得力を常に求めているので、客観性のある口コミはとても役に立ちます。ただし口コミが多すぎると主体性のないチラシになってしまうため、まず必須の情報と魅力的なキャッチコピーを最優先して、余剰スペースに口コミを配置しましょう。
まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- チラシは見やすく、ターゲット層に向けた内容にする
- 必要な情報を優先的に載せ、余計な情報は後回しにする
- 割引クーポンを付けるとさらに集客効果が増す
- 自分のお店の「強み」を打ち出して差別化をはかる
これらのポイントに気をつけながらチラシを作成し、同時にネットでの集客も行っていくと良いでしょう。互いに足りない部分をカバーして相乗効果が生み出せるはずです。