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選ばれる美容室になるために! コンセプトの設計から反映方法まで徹底解説します

選ばれる美容室のコンセプト設計

お客様から選ばれる美容室になるためには、コンセプト設計が非常に重要と言われています。コンセプトという言葉は、日本ではおおむね「広告や作品のベースとなる考え方や構想」の意味で使われていますが、美容室経営におけるコンセプト設計とは一体どのようなものなのでしょうか?

今回の記事では、美容室経営を成功させるためのコンセプトの作り方を詳しくご紹介します。実際にお店にコンセプトを反映させる具体的な方法にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

コンセプトとは?

まず、ビジネスにおけるコンセプトとは一体どのようなものなのか考えてみましょう。コンセプトとは、端的に表現すれば「価値をイメージさせる言葉」のことです。

たとえば、1,000円カットの先駆け的存在であるQBハウスには、「10分の身だしなみ」というコンセプトがあります。たった一言とはいえ、短時間で髪をきれいに仕上げてくれるというイメージが湧いてきますよね。価格設定に注目が集まりがちなQBハウスですが、実は「カットにかける時間は10分間」という基本理念があるのです。

つまり、コンセプトとはそのお店やサービスの一貫した考え方、根底にある構想のことで、美容室でたとえると、どのようなサービスを提供したいか、お客様にどのような気持ちになってほしいか、店舗内装・外装はどのようなイメージにしたいかといった、経営者の夢やビジョンを表す言葉のことです。

例として、「自宅のようにくつろげるサロン」がコンセプトのサロンを想像してみましょう。リラックスできる香りやハーブティーのサービスなどはコンセプトに当てはまり、反対にクラブハウスのようにギラギラした内装はコンセプトに反していることになります。

このように、コンセプトは外装・内装・サービス・接客などサロン全体を構成する要素に一貫性をもたせるためにも非常に重要なものなのです。

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選ばれる美容室になるにはコンセプトが必要

美容室の数はコンビニの約4倍とも言われており、世の中には実にさまざまなタイプの美容室があります。お客様からすれば、もはや美容室は「選び放題」な状態というわけですね。そんな現状で、お客様に選ばれるためにはコンセプト作りが非常に重要になります。

それは「子ども連れでも無理なく通えるサロン」かもしれませんし、「美容室での会話が苦痛な方も過ごしやすいサロン」かもしれませんが、いずれにしても、お客様はなによりもお店のコンセプトに惹かれて来店されます。逆に、コンセプトが不明瞭なサロンは特徴やメリットを感じられず、「だったら、安いほう(普段行き慣れているほう)で良いや」と判断されてしまう可能性が大。お客様の目にとまるためには、なによりもまずサロンのコンセプトを明確にすることが重要なのです。

コンセプトの作り方

ここからは、いよいよコンセプトの作り方を解説していきましょう。「コンセプトがなにも思い浮かばない」という方に向けたヒントもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ビジョンの設定

まずは、自分のサロンに対するビジョンを明確にしましょう。ビジョンとは、「私は自分のサロンをこんなお店にしたい」という願いや目標のことです。

ここで注意したいのが、お店の内装や外装にばかりとらわれないこと。よくある失敗例として、サロンのコンセプトを考えるときに「フレンチシャビーな雰囲気で」「カフェのようなサロン」というように、お店の空間コンセプトのみを考えてしまう方がいます。確かにインテリアや外装もサロンを構成する重要な要素なのですが、ここでいうビジョンとはサロンの「あり方」のようなもの。つまり「お客様や周辺地域に、このような価値を提供したい」という社会的役割のことです。

社会的役割というとなんだか素晴らしい目標を掲げなければならないように感じてしまうかもしれませんが「ご高齢の方が多い地域だから、バリアフリーのお店にしよう」「このあたりは可愛い雰囲気のサロンが多いから、シンプルなほうが落ち着くという人向けのサロンにしたい」というのも、立派なビジョンです。

なにも思い浮かばない場合は、自分が過去に感じたちょっとした不満や要望、大学が近くにある、家族連れが多いなどの地域性から考えてみるとスムーズかもしれません。

ターゲットの設定

ビジョンが明確になったら、次はターゲットを設定してみましょう。ターゲットはできるだけ明確に絞り込むことが大事。上記のバリアフリーのお店というコンセプトで言えば、ただ「ご年配の方」とするよりも「○○地域に住む60~80代女性。旦那さんと二人暮らし。ショートカット。カット&白髪染めが基本」というように、人物像を詳細に設定していきましょう。

ターゲットをより絞り込むと、サロン全体のコンセプトや経営戦略を立てやすくなります。たとえば60~80代女性のお客様なら夕方~夜の時間帯に来店していただくのは難しいと思いますが、代わりに日中は比較的時間の余裕があるはずです。また、ご年配の方は早起きな傾向にあるので、早朝対応も喜ばれるでしょう。さらに、だんだんと美容室まで足を運ぶこと自体が億劫になってしまうという方も増えてくるので、訪問カットも視野に入れると良いかもしれません。

目的の設定

最後は目的を設定します。目的とはサロン経営をする上で最終的に目指すゴールのこと。バリアフリーのお店の例で言えば、「○○地域のご高齢の人たちが無理なく通えるサロンをつくる」から、「年齢を重ねてもおしゃれを楽しんでもらいたい」というところまで考えを進めてみましょう。すると「髪のボリューム不足を上手に隠すカットやパーマを極める」「白髪を生かしたヘアスタイルをご提案する」というように、さらに具体的な行動に落とし込めます。

目的は「問題を解決する」という視点で考えるとわかりやすいかもしれません。ここでは「年齢を重ねると、段差のある美容院には通いづらい」→「サロンから足が遠のき、ヘアスタイルやおしゃれに無頓着になってしまう」というのが問題点なので、それを解決できるようゴール設定すれば良いわけですね。

 

美容室設計にコンセプトを反映させる

コンセプトが決まったら、さっそく美容室設計に反映させましょう! 今回の例では「バリアフリーのお店」がコンセプトなので、まずは段差を徹底的になくすことが先決ですね。さらに「手押し車や車椅子でも入店しやすいように、入り口に十分なスペースを確保する」「車椅子のまま施術を行えるようにする」など、付随するアイデアをどんどん反映させましょう。

また、ターゲットは60~80代の女性なので、若者よりも高年齢層に好まれるようなインテリアにすることが重要です。店舗デザインは施工業者やデザイナーに依頼することになると思いますが、コンセプトが明確なら具体的なイメージを伝えやすくなります。

コンセプトができたら後は発信

お店のコンセプトをターゲットにしっかり届けるためには、宣伝活動も欠かせません。今回の例で言えば、ターゲットはご年配の方々なので、ネットよりもかえって紙のチラシのほうがアプローチしやすいかもしれません。逆に、10~20代の若い世代ならインスタグラムやTwitter、40~50代ならFacebookというように、ターゲットに合わせた発信方法や媒体を選択しましょう。

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まとめ

無数の選択肢がある中で、お客様に選ばれる美容室であるためにはコンセプトを明確にすることが大切。「こういう美容室があったら便利かも」「こんな美容室なら喜ぶ人がたくさんいそう」といったように、はじめはちょっとした思いつきでもかまいません。あなたのサロン独自の価値を端的に表現し、内装やサービスに反映させましょう。