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現役フリーランス美容師が教えるフリーランスのメリットとデメリット!

美容師が教えるフリーランスのメリット・デメリット

こんにちは。現役美容師ライターのよしさんです。

長い間美容師をしていると、今後のキャリアプランや将来に対する不安が出てきますよね。私もその1人で、将来のことを考えると不安しかありませんでした…。特に20代後半から30代にかけては、このままサロンで働き続けるのか、移籍・独立するのか、とても悩んだ時期でした。自分に合った働き方を考えれば考えるほど不安は募ってきてしまうものなんですよね。

そんな時、ネットなどでいろいろ調べてみると、フリーランス美容師という言葉を頻繁に目にしました。そこで今回は

  • フリーランス美容師とは何か?
  • レギュラーサロン(正社員)との違い
  • どういう人がフリーランス美容師に向いているのか?

について、私の経験から紹介していきます!

この記事を通じて、ぜひ自分の理想の働き方を考えてみてください。しっかり考えて悩むことも大切ですが、最後には行動に移せるようになることがとても大事です! この記事を読むことで、決断の手助けになればと思います!

なお、私のキャリアは

  • 最初は東京のレギュラーサロンでキャリアをスタート
  • 次に東京でフリーランス美容師として働き
  • カナダで1年間美容師をした後
  • 今現在は大阪でフリーランスとして働いています。

これらの経験を基に思ったことや、感じたことを率直に紹介していきますね!

フリーランス美容師とは何か?

フリーランス美容師とは、特定のサロンに雇用されている正社員ではなく、個人事業主として働く美容師のことです。

フリーランス美容師の働き方として多いのが

  • 業務委託サロンで働くパターン
  • 面貸しサロンで働くパターン

です。さまざまな働き方が考えられるフリーランス美容師ですが、今回はこの2つのパターンに絞って解説していきますね!

 

業務委託サロンの場合

業務委託サロンでは、美容師はサロンに所属はするものの、正社員としては雇用されず、個人事業主としてサロンから業務委託を受ける形になります。

簡単に言うと、サロンが集客してくれたお客様を施術することがメインになります。薬剤や備品などはお店が用意してくれることがほとんどなので、ハサミさえあれば働くことができます。

集客もお店側がしてくれるので、固定客がいなくてもキャリアをスタートすることができますね!

メリット

業務委託サロンのメリットとしては、先述した通り、フリーランスとして働きながらも集客をお店側がしてくれること、薬剤などもお店で用意してくれることです。勤務時間の融通も利くので働きやすいですね。土日祝日も含めて休みを自由にとれるサロンも多いので、プライベートを重視することも可能です。

デメリット

デメリットとしては、サロンに使いたい薬剤がなかったり、使いたい設備がなかったりする点です。

業務委託サロンはなるべく経費を抑えて運営している分、カラー剤やパーマ液の使用量を厳しく管理していることころがほとんどです。そのため月末になると、カラー剤がない!なんてこともあったりしますので、注意が必要です。

給与体系について

ここでみなさんが気になっているであろう給与体系について解説します。

私の経験上、
フリー客は売上の40%
指名客は売上の50〜55%
程度が歩合として支払われることがほとんどです。指名客が多いと歩合もいいわけですね!私が勤めていた業務委託サロンは、口コミが多いとボーナスももらえていました。また月に23日以上出勤している場合は交通費が支給されるなど、サロンによってさまざまな特典があったりします。

月の給料としても、100万円売り上げれば、40〜55万が取り分になります。もちろんもっと売上が上がれば、それ以上に稼ぐこともできます。なお、私が働いていた業務委託サロンでは、大体月に30〜70万程度が自分の取り分でした。

面貸しサロン(シェアサロン)

面貸しサロンは、サロンの1席を借りて自分の指名客を施術する業態です。サロン側は席を貸すだけなので、材料の準備や集客は自分で行わなくてはなりません。

メリット

メリットは何よりも歩合のパーセンテージが高いことです! 私の経験上、大体60〜70%が相場です。出勤も退勤も自分のお客さんが終わってしまえば、そのまま帰宅してOKです。副業を考えたい方や、働き方を変えたい方には特におすすめです。

デメリット

デメリットは、やはりすべて自分で用意をしなくてはいけないこと。使いたい商材を買いに行ったり、注文しなくてはいけなかったり、手間がかかってしまうんですよね。

しかし、私が以前働いていた面貸しサロンは、材料や薬剤もお店から借りることができるサロンだったので、そういった煩わしさはありませんでした。

ただし、集客は必ず自分で行う必要があり、自然失客してしまうことももちろんあるので、新規開拓はしなくてはなりません。個人で集客できる方、特にSNSを使いこなせている方には非常に働きやすいサロン形態です。

給与体系

給与体系は、先述した通り売上の60〜70%が歩合になります。そこから何%か材料費を引く感じですね。ちなみに特に交通費が出ることはありませんでした。

レギュラーサロン(正社員)との違い

レギュラーサロン(正社員)との違いは、

  • 拘束時間(講習会や勉強会の有無)
  • 福利厚生

などが挙げられます。

拘束時間(講習会や勉強会の有無)

レギュラーサロン勤めだと、どうしても拘束時間が長くなってしまいます。開店時の朝礼から始まり、閉店時の終礼まで勤務している必要があります。他にもたとえば、後輩のレッスンを見てあげたり、休日に勉強会や講習会などが組み込まれることも実態としてよくあるんですよね。レギュラーサロンだとどうしても拘束時間が長くなってしまいますが、フリーランス美容師であればそれらの拘束を受けることはありません。

反対に、フリーランス美容師はお店全体の講習会などがないため、個人で能動的に参加しなくてはいけません。講習会や勉強会に参加しないと、スキルアップの機会や最新の商材を使うことが少なくなってしまいます。

フリーランスになってもしっかりと技術向上をしたい!という方はメーカーさんやディーラーさんが講習会を開いてくれることもあるので、そちらに参加するのもいいかと思います。

福利厚生

レギュラーサロンは福利厚生があり、これはとても大きなメリットになります。

交通費の支給はもちろん、通勤中の事故やトラブル・労災なども会社がある程度サポートしてくれます。休みに関しても有給休暇があるため、完全歩合制のフリーランスと違い、仕事をしなくても給与が支払われることになります。

フリーランスはそういった福利厚生がありませんので、基本的にすべて自分でなんとかしなくてはなりません。休めばその分給与は減りますし、もしお客さんとトラブルを起こしてしまっても、個人でなんとかしなくてはいけません。お客さんの洋服を汚してしまったりした場合は実費でクリーニング代の負担や弁償をするケースもあるので注意が必要です。

どういう人がフリーランス美容師に向いているのか?

どういう人がフリーランス美容師に向いているのか? 私の経験から考える条件は以下の通りです。

  • 年収を増やしたい人
  • プライベートの時間を増やしたい人
  • 職場での人間関係を割り切りたい人
  • 自分で調べたり、勉強できる人
  • ライフスタイルに変化があった人

これらの条件に合う人はフリーランスに向いていると思います。

年収を増やしたい人

1つ目は年収を増やしたい人です。
美容師は正社員として働いていると、どうしても年収が上がりづらいんですよね。基本給+歩合という給与体系が多いのですが、基本給が中々上がりにくいうえに、歩合に関しても売上の10%未満というケースも多くあります。

たとえば、私が以前働いていたサロンでは基本給18万円+歩合だったのですが、
その歩合も50万の売上に対し1万円
100万円の売上に対し2万円
という感じでした。この場合、歩合は2%ですね。

このようにレギュラーサロンだと年収を上げるのは簡単ではありませんので、今の年収に不満がある方にはフリーランスへの移行はおすすめです。

プライベートの時間を増やしたい人

プライベートの時間を増やしたい人にも、フリーランス美容師は向いています。
レギュラーサロンだとなかなかプライベートの時間を確保するのが難しかったりしますよね。フリーランスだとシフト制勤務や、予約状況に応じて出勤する形態が多く、休みもかなり自由にとれます。ライブやスポーツ観戦など土日しか開催しないイベントにも参加することができますよ。

職場での人間関係を割り切りたい人

職場での人間関係を割り切りたい方にもフリーランス美容師はおすすめです。
フリーランス美容師になるとある程度個人で動くことが増えます。レギュラーサロンのようにお店一体になってお客様対応をするのではなく、担当美容師が最初から最後まで1人のお客様の対応をするので、その分お客さんに向き合うことができます。

私個人の経験としては、フリーランスになってからは同僚から人の悪口を聞いたりすることもなく、とても働きやすいですし、お客さんに集中することができるので、フリーランスになって良かったと思っています!

自分で調べたり、勉強できる人

自分でいろいろなことを調べたり、勉強できる人もフリーランス美容師に向いていると言えるでしょう。
前提としてフリーランスは個人事業主になるので、確定申告や税金の支払いなどは自分で行わなくてはいけません。確定申告に不備があると、最悪の場合は脱税扱いになってしまいますので、確実に行うことが必要です。

しかし私の経験として、確定申告や税金のことは一度身に付いてしまえば2回目以降はそれほど難しくありません。わかりやすく解説している記事もネット上にたくさんあるので、あまり心配はいらないと思います。

お金のこと以外ではトレンドなどの勉強などは自分自身で行わなくてはいけないので、そこも大変なポイントです。今の時代は動画やオンラインサロン、美容師さんの書いているnoteなどからも勉強できるので参考にしたい美容師さんを見つけて、そこから情報を仕入れるのもとても良い方法ですね。

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ライフスタイルに変化があった人

ライフスタイルに変化があった人もフリーランス美容師を検討すると良いでしょう。
出産・育児によって、フルタイムで働くことができなくなった女性の美容師さんはフリーランスを検討する人も多いのではないでしょうか。フリーランス美容師なら、時間の制約もそこまで厳しくないので、ママさん美容師の方はフリーランスのほうが実際に多い印象です。

男性でも、これから何か副業を始めたい方や親の介護が必要になった方にはフリーランスはおすすめできます。時短で働いたり、休日を増やしたりと自由にできることが多いので、自分のライフスタイルに合わせて働きやすいですよ。

まとめ

今回はフリーランス美容師について解説しました。フリーランスはメリットも多いですが、社員と比べてフリーランスのほうが優れているということでは決してありません。あくまでもどちらが自分の理想の働き方に合っているのか?考えることがとても大事だと思います。人生の選択に迷ったときに、この記事を参考にしていただければ幸いです!

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