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スキルアップ

定年が40代って本当? 美容師のキャリアプランについて紹介します

美容師40歳定年説

美容師は「何歳になっても働ける職業」というイメージが強いと思いますが、実際には40歳以上の美容師は決して多くありません。「美容師は40歳が定年」なんて説もありますが、なぜこのような傾向があるのでしょうか?
今回は美容師の定年や、年齢を重ねた後のキャリアプランについて考えていきたいと思います。

そもそも美容師に定年はあるの?

一般的な職業と異なり、美容師にはいわゆる明確な「定年制」はありません。70歳のカメラマンや80歳のミュージシャンがいるように、美容師も技術と意欲さえあれば生涯続けられる仕事のひとつです。

もちろん生涯現役という理想像はあっても立ち仕事は身体への負担が大きいため、一定の年齢に達したところで自ら辞める人も少なくありません。それでも「辞めるタイミングを自分で決められる」というのは大きなメリットと言えそうですね。

 

美容師の定年が40代と言われる理由

「美容師は年齢関係なく働ける職業」とされる一方で、「美容師の定年は40歳」という説もまことしやかに囁かれています。確かに街中の美容室を覗いてみると、店内にいるスタイリストは20~30代の若者世代が中心ですよね。美容業界の年齢内訳を見ても、50代以上の割合はわずか6%にとどまっています。こうした事実からもシニア世代の美容師は、まだまだ珍しい部類に入ると言えるでしょう。

では、なぜ40歳が定年と言われているのでしょうか? 実は、美容師のお給料は40歳をピークに、下降していく傾向があるのです。会社員なら40歳ともなるとそれなりのポジションにつき、定年にかけて収入が右肩上がり……という時期ですが、美容業界ではこのような背景から「40歳定年」が通説とされています。また、サロンワークはなかなか重労働なので、40歳を超えた頃から体力面に不安を感じてハサミを置く方もいるようです。

一般的な企業が65歳定年制をとっているのを考えると、働ける期間がずいぶん短いように感じてしまいますよね。もちろん40歳以降も第一線で活躍し続ける美容師はいますが、だいたいそのあたりの年齢に差しかかると今後のキャリアについて考えはじめることになるでしょう。

シニア美容師の退職後の生活

40歳で美容師を辞めるとなると、公的年金の受給開始までは25年程度。よほどの貯金額がない限り、悠々自適な生活を送るのは厳しそうですよね。というわけで、大半の方は美容師を辞めた後もなんらかの職につく場合が多いようです。では、美容師は年齢を重ねて退職した後、どのような仕事をしているのでしょうか?

同じ美容業界で再就職

これまで培ってきたスキルを活かすため、ネイリストやアイリスト、エステティシャンなど同じ美容業界での再就職を目指す選択肢があります。さらに専門学校やスクールへ通ったり、資格をとったりと、新たな挑戦へ向けて着々と準備を進めていく方もいます。

40歳という年齢も考えると、再就職するならやはり同じ美容業界が無難なところですよね。美容師として知識や接客スキルがあることで、転職活動の際に優遇されるケースも少なくないのではないでしょうか。また、美容師免許があれば髪を扱うだけでなく、お客様にメイクを施すこともできるため、結婚式場や撮影スタジオのメイクアップアーティストとして活躍する道もあります。

異業種へ転職する

中には美容業界を離れ、飲食や小売などまったくの異業種へ転職する方もいます。とはいえこうしたキャリアチェンジは若い美容師に目立ち、40代以降にはそれほど多くないように思われます。

もちろん40代以降でも、やる気とチャレンジ精神さえあれば異業種でも活躍できる可能性は十分あります。特に接客スキルを活かせるサービス業は親和性が高く、求人数も多いため美容師の転職先として人気の職業と言えます。

パート・アルバイトとして働く

パートナーに安定的な収入がある場合は、パートやアルバイトとして働いていくことも可能でしょう。スーパーやコンビニなどはもちろんですが、コスメショップやアクセサリーショップなど美容・おしゃれに関連するお店に勤める方もおられるようです。また、中にはパートの美容師として、週2日など無理のない範囲で働く方もいます。

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美容師が定年なしで働き続ける場合のキャリアプランは?

美容師としてのキャリアをいったん区切る方も多い一方、40歳を超えても活躍し続ける美容師はたくさんいます。とはいえ40代といえば子どもの学費や自分自身の健康に悩まされるタイミング。年齢を重ねるごとに収入が下がっていく状態では、20代・30代と同じように働き続けるのは厳しいですよね。
では、美容師が生涯働き続けるためには、どのようなキャリアプランを描けば良いのでしょうか?

マネージャー

もっとも現実的なのは「サロンマネージャーを目指す」という選択肢です。マネージャーの業務内容は多岐にわたり、新人の育成や技術指導、商品管理や販売計画までさまざまな仕事をこなさなければなりませんが、その分スタイリストと比べ収入面で有利になります。

マネージャーになるためには、純粋なカットやカラーの技術力だけでなく、マネジメント能力、スタッフをまとめあげる求心力などあらゆるスキルが必要です。将来的にマネージャーを目指している方は、自分の能力を証明できるように、コーチングやマネジメントのスキルを修得しておくと良いかもしれません。

今現在勤めている美容室での出世を目指すのもいいですが、マネージャー候補を募集している他サロンへ転職するのもひとつの手です。もし今の美容室に現職のマネージャーがいれば、その人が辞めない限り、マネージャーになるのは極めて難しいでしょう。そんな場合でも、募集を出しているサロンなら、採用されればすぐにでもマネージャー職につくことができます。

経営者

経営者となり、サロンを一から立ち上げるのも検討する価値がある選択肢です。「いつか自分のサロンを持ちたい」と夢みている美容師にとって、40歳という年齢は独立のひとつの区切りとなるでしょう。規模や経営手腕によって異なりますが、サロンオーナーの年収はスタイリストより伸びしろが大きく、成功すれば何倍もの収入を得ることも夢ではありません。

とはいえ経営者として大成するためには美容師としての技術力だけでなく、経営センスや人脈、運などさまざまなスキルが必要とされます。いきなり開業しても成功を収められる人はごくわずかなので、まずはマネージャー、そしてオーナーとステップアップを目指すのも手です。

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訪問美容師に特別な資格は必要なく、美容師免許さえ取得していればすぐにでも仕事を始められます。とはいえ訪問美容師にはある程度の介護スキルが求められるので、この職業を目指すのであれば「介護職員初任者研修課程修了資格」といった介護の入門資格を取得しておくのが望ましいでしょう。

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まとめ

美容師に明確な定年制はありませんが、収入・体力の問題から、40歳を境に今後のキャリアを考えはじめる方が多いようです。一方で、中には80歳まで現役で活躍している美容師もいます。生涯美容師として生きていくのか、ある程度のところで別のキャリアを考えるのか、人生の岐路となる重大な決断なので、時間をかけてじっくりと考えてみましょう。

まずはお気軽にご相談ください。

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