「スタッフのヘアセットの技術をさらに高めたい」
「ヘアセットの技術力が高い美容室にしたい」
上記のように考えている美容室経営者の方もいらっしゃるでしょう。そこで今回の記事では、美容室でスタッフのヘアセットの技術力を高める方法をご紹介します。おすすめのヘアセットについても記載していますので、ぜひ参考にしてください。
美容室でスタッフのヘアセット技術を向上させるための方法とは?
スタッフのヘアセット技術を向上させるためには、下記のような方法が存在します。
- 閉店後にスタッフに研修を行う
- スタッフに自宅で練習してもらう
- 外部の講習を受講してもらう
いずれも美容室のスタッフがヘアセットの技術力を高めるために効果的な方法です。ここからはそれぞれのコツについて詳しくご紹介します。
閉店後にスタッフに研修を行う
スタッフのヘアセット技術を効率よく高めたい場合は、閉店後にスタッフに研修を行うことがおすすめです。先輩スタッフを講師役として、後輩スタッフに対して研修を行うことで、効率よく無駄がない状態で指導ができるでしょう。
ただ、終業後に毎日研修を行ってしまうと疲弊してしまう場合もあり得ます。研修を行う曜日や時間量は調整した上で実施するべきです。スタッフのスキルを高めることも大切ですが、労働時間の管理も忘れないように心掛けましょう。もちろんコンプライアンスも大切ですので、研修は勤務時間内に行うか、残業に該当する場合は残業代(時間外手当)の支払いが必要です。
スタッフに自宅で自主練習してもらう
スタッフのヘアセット技術力を高めたい場合、自宅で練習してもらうのも一つの手段です。ヘアセットはヘアウィッグがあれば自分でも練習できるため、自主練習も非常に有効です。自宅に持ち帰って練習してもらえるように器具などは積極的に貸し出ししましょう。
研修と違って人的コストもかからないので、他のスタッフの負担も軽減することができます。ただ、自宅練習する場合はあくまでもスタッフの自主性に任せるべきです。強制的に指示を出した場合は、スタッフの負担になってしまいますし、業務命令や時間外労働と判断される可能性もあります。そのため、あくまでもスタッフの自主性に任せるように十分心掛けましょう。
外部の講習を受講してもらう
自社のスタッフにさらに質の高いヘアセット術を学ばせたいのであれば、外部の講習を受講してもらうこともおすすめです。プロの講師がヘアセットを教えてくれるので、スタッフのヘアセットに対する技術力も高まるでしょう。
ただ、外部の講習を受ける際には費用がかかってしまうのがデメリットです。予算に余裕がある場合の選択肢として検討するようにしましょう。
ヘアセットの練習で使えるウィッグについて
美容室や自宅ではウィッグがあれば、実践的なヘアセット術が学べます。実際の髪の手触りに近い感覚で本格的な練習ができるので、スタッフのヘアセットのスキルも上がりやすくなるでしょう。
そこで、ここからはウィッグの種類やおすすめのウィッグについて詳しくご紹介します。ぜひ目的や予算にあった練習用のウィッグを探す際の参考にしてください。
カット用ではなくヘアセット用を使う
まずヘアセットの練習を行う際にウィッグを導入する場合は、カット用ではなくヘアセット用のウィッグを使うようにしましょう。カット用はあくまでもカット用なので、ヘアセットの練習にはそこまで向いていないからです。
ヘアセットの練習を行う際には「ヘアセット用」と記されているウィッグを購入しましょう。ウィッグを初めて自主的に購入する際に見落としてしまいがちなポイントなため、十分に注意して購入を検討することがおすすめです。
ヘアセットにおすすめなウィッグとは
ヘアセットにおすすめなウィッグは数多く存在しますが、今回は厳選した下記のウィッグをご紹介します。
- ユーロプレステージ アップウィッグ UP128
- KITAMURA セットアップ用ウィッグ
- NA-300 セットアップ用ウィッグ
- レジーナ LJ-002G ver.2
いずれもヘアセットの練習を行う際に非常に便利です。どれも人毛を100%使用しているウィッグですので、本番に近い形で練習を行えます。本格的なヘアセット練習を行いたい場合は参考にしてください。
ユーロプレステージ アップウィッグ UP128
こちらのウィッグは人毛100%となっており、つむじも存在するため、より本番に近い形でヘアセットの練習を行うことができます。髪型としてはロングヘアとなっているので、ロングヘアの女性を想定してヘアセットの技術を磨けるでしょう。
価格帯としても1万円前後で購入することが可能なので、手に入りやすい価格です。初めてヘアセット用ウィッグを購入する際にもおすすめです。 毛量もちょうど良い感じなので、どなたでも安心して練習することができるでしょう。
KITAMURA セットアップ用ウィッグ
こちらは1万円以下で買えるヘアセット用のウィッグとなっています。毛量も多く、密度が高いためヘアセットの練習に最適です。人毛100%ということもあり、実戦に近い形でヘアセットの練習ができます。
ただ、こちらのウィッグにはつむじが存在しません。そのため、実際の人の頭とは違う印象を受ける場合があるので注意しましょう。
NA-300 セットアップ用ウィッグ
こちらのウィッグは店舗によっては6,000円以下で買えるウィッグとなっています。人毛100%な上に首、耳、つむじも存在するため、より実践に近い形でヘアセットの練習を行うことができるでしょう。そのため、非常にコストパフォーマンスに優れたウィッグになっています。
毛量も145gと非常に多く、密度も非常に高いのでより充実した練習が可能です。サイドやバックも毛量が多く、編み込みなどの練習もできます。さらに、ヘアセット用のウィッグになっていますが、カットの練習にも十分使えるのでマルチな使い方ができるでしょう。
レジーナ LJ-002G ver.2
こちらは1万円前後で買えるヘアセット用のウィッグになっています。高級Aランクの人毛を100%使用しているので、さらに人の髪の毛に近くなっているのが最大のポイントです。そのため、より本番を想定した形で練習に臨めます。
また、「栗色」のものではブラウンカラーの髪色になっているため髪の流れなども非常にわかりやすく、ヘアセットを練習することが初めての場合でも安心です。編み込みやパーティヘアにも使うことができるため、使いやすくなっています。
まとめ
最後に本記事の内容を簡単にまとめます。
- 研修を行ったり講習に参加させることで、ヘアセットの技術力を高めることができる
- ウィッグを使うことでより本格的なヘアセットの練習が可能
- ウィッグをヘアセットの練習に使う際には必ずヘアセット用のウィッグを導入する
スタッフのヘアセットの技術力を高めることで、さらなるお店の評判向上につながります。自社のスタッフのヘアセットの技術力を伸ばせるように、店舗としても最大限サポートしていきましょう。