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店舗運営

美容室の新型コロナ対策に有効な「換気設備」について再確認しよう!

美容室の新型コロナ対策に有効な換気設備

新型コロナウイルスの影響によって、室内での「換気」が必須課題になった美容室業界。徹底した換気を行うのは大変ですが、コロナ禍において換気機能の充実はお店のアピールになりますし、お客様も安心感を得ることができるでしょう。

この記事では、コロナ対策に有効な美容室の換気設備、換気に関わる法律やガイドライン、効率のいい換気方法について詳しく説明していきます。

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美容室の換気基準は法律で定められている

美容室は、美容師法施行細則で「換気 美容所内の空気1リットル中の炭酸ガスの量を5立方センチメートル以下に保つこと」という規定があるため、必ず換気について対策をとらなければいけません。

また、美容所における衛生管理要領では「作業場内の炭酸ガス濃度が5,000ppm以下であること(炭酸ガス濃度1,000ppm以下、一酸化炭素濃度10ppm以下であることが望ましいこと)。 開放型の燃焼器具を使用する場合は、十分な換気量を確保するとともに、正常な燃焼を妨げないように留意すること」とあり、とても細かい取り決めがされています。

実際に「1リットル中の炭酸ガスの量を5立方センチメートル以下に保つ」と言われても、目に見えてわかるものではないので、きちんと守られているかの判断は難しいところです。どれくらいの換気機能があれば、規定内に抑えることができるのでしょうか。「炭酸ガス濃度1,000ppm以下に抑える」を例にとって考えてみましょう。

1人の人間が1時間に発生させる炭酸ガスは約30立方メートルだと言われています。容積が約100立方メートルの店舗内に3人いたとして、1時間に1回くらい換気をしなければいけないということになります。

そう言われてもどれくらいの機能の換気扇を付けていいか迷いますよね。一般家庭に付いているレンジフード型換気扇は、フルパワーで換気した場合1時間に300立方メートルの換気が可能とされます。ですので、その範囲内であればカラー剤などの薬剤を使用しても十分換気することができ、設備的には問題はないと考えられます。悪臭はクレームの対象となることが多いので、設置する際には十分な機能を持った換気扇を選び、設置場所にも気をつけるようにしましょう。

開業時には保健所が換気設備の検査をする

美容室開業の際、保健所の調査員が適切な設備や環境が整っているか確認するために検査に来ます。美容室はお客様に直接触れる仕事なので、衛生管理が行き届いているか、安全に作業できるスペースがきちんと設けられているかなどをチェックされるのです。その項目の中に「換気扇設備が整っているか」が含まれています。

必ずしも機械換気設備が必須というわけではなく、自然換気であっても十分な換気能力があれば問題ないとされています。自然換気の場合は、床面積の1/20 以上の換気用開口部を他の排気の影響を受けない場所に設けることが必須なので、ただ単に窓があればいいというわけではありません。自然換気で審査を受けようと考えている場合は、よく確認しておいてください。

他にも保健所の立ち入り検査では「消毒用の流し台と流水装置が設置されているか」「待合スペースと作業室が明確に区画されているか」「作業室の面積に応じた作業椅子の台数か」などの項目を見られるので、事前にしっかりと準備が必要です。審査に通らないとお店の開業が先延ばしになってしまうなど、経営に支障が出る可能性があるので注意しましょう。

コロナ対策ガイドラインにも配慮した換気設備を考えよう

新型コロナウイルスの対策として、全日本美容業生活衛生同業組合連合会がガイドラインを発行しています。コロナ禍で経営危機に陥っている美容室にお客様を取り戻すため、安心して利用してもらうことが目的です。

ガイドラインには、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの条件、いわゆる「三密」が感染を拡大させるリスクを高めると記載されています。これを受け換気に重点を置こうという意識が高まったのか、コロナ対策として窓を開ける頻度を増やしたり、高機能換気設備を設置したりするお店も増えてきています。

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必要に応じて窓を開放するなどの対策も

換気扇の設備が備わっている場合も窓を開けることで、さらに十分な換気効果が得られます。特に休日や繁忙期などでお店が混んでいるときは、窓を2箇所開けることでお店全体の効率的な換気になります。

そこでポイントなのが、空気の入口となる「給気口」と空気の出口となる「排気口」を意識して作ることです。気温によっては窓を開けっぱなしにすることもできますが、冬などの寒い時期や夏のクーラーが必要な時期は窓を開けっ放しにするわけにはいきません。1時間に5~10分だけ窓を開けて換気するだけでも効果があるので、こまめに取り入れてお店の換気を徹底的に行うようにしましょう。

高機能換気設備の導入も検討

環境省では、不特定多数の人が集まる施設において、換気設備をはじめとする高効率機器などの導入を推奨しています。目的としては、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の拡大リスクを下げることと、施設のCO2排出量を削減することです。

高機能換気設備とは、給気・排気ともファンで行うことで、従来のシステムに比べてより確実な換気ができる設備です。さらに熱交換により温度変化の抑制が可能なので、換気扇を付けているからエアコンの効き目が悪くなるという事態を防ぐことができます。

まだまだ終息をみせないコロナ禍の現代において、高機能換気扇設備に注目が集まっています。高レベルな換気設備はお客様に安心して来店いただくアピールポイントもなりますので、この機会に取り付けを検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

美容室は、換気に関する細かい規定が定まっているため、開業する際はよく確認することが大切です。換気扇設備を取り付けるときには、自身の店舗の大きさに合った換気機能が十分備わったものを選ぶようにしましょう。

コロナ禍の現代において、密室でソーシャルディスタンスをとりにくい美容室の換気問題はさらに厳しくなっています。換気設備が古くなっている場合は、高機能換気設備の設置を念頭に入れるのもお客様の安全を第一に考えた美容室作りにつながることと思います。

また、セット面の間にパーテーションを置くのも有効です。春うららかな書房の美容室向けアクリルパーテーションなら、美容室の景観、視認性や空間の明るさを損わないデザインです。店舗運営をしていく上でも感染予防対策は欠かせなくなり、そしてその対策は”見える化”され、お客様に安心感を与えられるものであることが求められています。

美容室向けアクリルパーテーションもその一役を担うことができるものになっており、店舗運営のお役に立てるものであることに間違いはありません!

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